ハヤシライス（ご飯）　牛乳　野菜のチーズ焼き　冷凍みかん

　ハヤシライスの日は、「今日はカレーライスだ！」と喜んでいる子がいます。ご飯にとろみのあるルウをかけるものは全てカレーだと思っている子がいるようですが、見た目や入っている具材が似ていても、味は全く違います。ハヤシライスは炒めた肉と玉ねぎにトマトをたっぷり入れて煮込み、デミグラスソースなどを加えて作り、西洋から伝わったハッシュドビーフをご飯にかけて食べるように日本でアレンジされたものです。カレーライスは様々な具材を使って、カレー粉などのスパイスを加えて作ります。カレーはもともと、イギリス海軍を通じて伝わった料理だと言われています。低学年の子に料理の名前を覚えてもらうのはなかなか難しいですが、給食では料理の名前を正しく伝えることも大切にしています。

　ご飯　牛乳　なすみそメンチカツ　ひじきの磯香和え　玉麩汁

　今日のメンチカツには、愛知県産のなすが入っています。なすは苦手な子が多いのですが、ひき肉と一緒にみそで味付けすることで、苦手な子でも食べやすいように工夫しています。なすは皮ごと食べられる野菜ですが、その皮の色を見ただけでも嫌という子もいます。でも皮にはナスニンという色素が含まれており、皮ごと食べるのがおすすめです。ナスニンには、血管をきれいにしたり、がんを予防したりする効果があります。また、体の熱を冷ます効果もあるので、暑い夏の時季に食べると夏バテ防止にもつながります。

　鮭ご飯　牛乳　コロコロごぼうの煮物　ごまびたし

　初夏は新ごぼうの季節です。この時季のごぼうは、やわらかくて、香りがよいのが特徴です。今日は、おいしいごぼうを使った煮物です。ごぼうには、食物繊維が豊富に含まれて、おなかの中の掃除をして調子を整えてくれる働きがあります。また、ごぼうを水に浸しておくと水が茶色になります。それは、ポリフェノールという成分がたくさん含まれているからです。ポリフェノールには、病気を予防する強い効果があります。噛み応えのある食材なので、唾液の分泌量が増え、虫歯予防にもつながります。

　ご飯　牛乳　あじの天ぷら和風あん　かぼちゃの煮物　もずく入りみそ汁

　かぼちゃは夏が旬の野菜です。昔から日本では、１年で一番夜が長くなる冬至の日にかぼちゃを食べて風邪を予防するという風習があります。かぼちゃには、ベータカロテンという色素がたくさん含まれていて、それが体内でビタミンＡに変換されます。ビタミンＡには、免疫力アップや粘膜の保護、目を健康に保つなどの働きがあります。今日の給食のように、煮物にするのが定番ですが、今日は豚ひき肉と一緒に煮込みました。豚肉のうまみでさらにおいしくなるだけでなく、豚肉の脂でベータカロテンの吸収もアップしてくれるので一石二鳥です。かぼちゃは、これから旬を迎え、国産のかぼちゃの出荷量も増えてくるので、サラダや揚げ物、汁物などいろいろな料理に入れて楽しみましょう。

くろロールパン　牛乳　オムレツ　じゃがいもとたこのアヒージョ

バジル風味のスープ

アヒージョとは、スペイン発祥の料理で、オリーブオイルとにんにくで具材を煮込んだ料理です。具材に決まりはなく、鶏肉やきのこなど様々です。具材のうまみが溶け込んだオイルをパンに付けて食べます。今日の給食では、たこ、じゃがいも、ブロッコリー、パプリカを入れました。たこの旬は地域によりますが、夏と冬にあります。たこには、タウリンという栄養素が含まれていて、疲労回復に効果があります。これから暑くなると疲れがたまり、それが夏バテにつながるので、たこを食べてスタミナを付けましょう。

麦ご飯　牛乳　キーマカレー　切り干し大根とベーコンのソテー

　手作りパイン蒸しパン

　給食では毎月、蒸しパンやケーキを手作りしています。今日は、パイナップルの缶詰を加えた蒸しパンを作りました。蒸しパン粉を牛乳でといて、粗く刻んだパイナップルの缶詰を混ぜて、１１０℃のスチームコンベクションオーブンで２０～２５分ほど蒸しています。給食センターでは１つ１つカップに入れることはできませんが、大きな鉄板で蒸したパン小学校と中学校で大きさを変えて、切っています。生地の端の方は、どうしても膨らみが悪くなってしまうので、しっかり膨らんだ部分が子どもたちの元に届くようにしています。甘酸っぱいパイナップルの風味が楽しい蒸しパンです。蒸しパン粉でなくても、ホットケーキの粉で作って、オーブンで焼いてもおいしいですよ。

　ご飯　牛乳　のり塩わかさぎ唐揚げ　五目炒め煮　スタミナスープ
　味付き乾燥豆腐

　味付き乾燥豆腐は、愛知県産大豆で作った豆腐をフリーズドライの乾燥機に１日かけて作られています。乾燥することで水分は１６分の１まで減るそうです。味付けには、小麦粉と新米で作った寒梅粉、砂糖、きな粉を使っています。金平糖のように回転しながら攪拌して味付けしていますが、丸い形ではなくサイコロ状になっているのでまんべんなく味を付けるのが難しいそうです。生の豆腐よりも乾燥させることで、たんぱく質やカルシウムの量が多くとれます。

　ご飯　牛乳　さっぱり豚丼　ツナとキャベツのたくあん和え
　かぼちゃとトマトのうまみ汁

　豚肉には、疲労回復効果のあるビタミンＢ１が豊富に含まれています。ビタミンＢ１はご飯などに含まれる糖質の代謝に関わる大切な栄養素です。疲れがたまって、やる気が出ないときは、ビタミンＢ１の多い食品をとるのがおすすめです。さらに、にんにくと一緒に食べることで、ビタミンＢ１の効果をさらにアップしてくれるので、今日の豚丼のような組み合わせで食べると、疲労回復にとても効果的です。本格的に暑くなってくると、夏バテしやすくなるので、豚肉とにんにくを合わせた料理を食べましょう。

　塩レモンラーメン（中華麺）　牛乳　ピリ辛みそチキン
　大根ときゅうりの和え物

　先月も麺の日は気温が高く、「暑いのに、なんで熱い麺なの？」という質問が子どもたちから出ていました。給食では衛生面から温かい麺を提供しています。麺類は学校給食専用の麺を作ってくれる麺屋さんが届けてくださいます。冷たい麺も作ることも可能ですが、学校に届けられた麺を冷やしておくための冷蔵庫はありません。冷やしたものを常温で置いておくことで、細菌が繁殖しやすくなり、食中毒の原因にもつながります。そのため、給食では、夏でもしっかりと加熱された熱々の麺を提供しています。

　暑い日でも食べやすいように、今日のようにレモンを加えたあっさりとしたラーメンスープを作るなど、食べやすくする工夫もしています。

　小型ロールパン　牛乳　トマトソースのペンネ　大根の洋風きんぴら
　メロンゼリーポンチ

　大根は、汁物や煮物など和食の料理に使うことが多い食材です。今日は、そんなイメージをちょっとだけ変えて、オリーブオイルとにんにくをきかせた洋風のきんぴらを作りました。いつもの甘辛いきんぴらの味付けに、オリーブオイルとにんにくを合わせると、どのような味になるのか気になりますよね。ご家庭でもぜひ試してみてくださいね。

　ご飯　牛乳　子持ちししゃもフライ和風ソース　ひじきのカラフル炒め
　さつま汁

　子持ちししゃもは、頭からしっぽまで丸ごと食べられる魚です。成長期に必要なカルシウム、たんぱく質が豊富で、よく噛んで食べる食材なので、給食ではお馴染みのおかずです。姿形が分かりにくいフライにすることで、苦手な子でも食べやすいようにしています。そのまま食べてもおいしいししゃもフライですが、みそやしょうゆ味のたれをかけてより食べやすくなるようにひと工夫しています。

　ご飯　牛乳　ハンバーグのおろしポン酢かけ　かにかまサラダ　沢煮椀

　ハンバーグは子どもたちに人気のおかずです。給食では、衛生面から冬の寒い時期には手作りすることもありますが、食数が多いため、既製品のものを使うことがほとんどです。「手作りじゃないんだ」とがっかりする保護者の方もいるかもしれませんが、給食で使用する既製品はできる限り添加物やアレルゲンの少ないものを選んで使用しています。一般的なハンバーグには卵や牛乳を入れて作りますが、給食のハンバーグには卵も牛乳も入っていません。既製品を使っている分、いろいろな味の手作りのソースをかけて、楽しめるようにしています。トマトソースやデミグラソース、照り焼きソース、きのこを入れたソース、そして今日のようなおろしポン酢のソースもあります。いろいろな味付けで、ご飯にもパンにも合うように工夫をしています。

　ご飯　牛乳　ヤンニョムチキン　糸寒天の黒酢和え　トック入りわかめスープ

　ヤンニョムチキンは韓国の料理で、「ヤンニョム」とは韓国語で合わせ調味料のことです。油でカリッと揚げた鶏肉に、コチュジャン・しょうゆ・砂糖・ごま油・ケチャップなどで作った甘辛いタレをからめて作ります。辛みはありますが、小学生でもキムチなどを食べ慣れている子が多いので、とても人気があります。給食の唐揚げは１人２個ずつ出すことが多いですが、ヤンニョムチキンは小さく切った鶏肉で作るので、食缶に入った量をうまく分けて食べてもらっています。

　ご飯　牛乳　焼きさばの甘みそかけ　白菜の塩昆布和え　肉じゃが

　春は、新じゃがと新玉ねぎの季節です。家庭料理の定番とも言えるおかず「肉じゃが」も、春はより一層美味しくなります。皆さんのご家庭では、肉じゃがを作りますか。

給食センターでは、毎日2800人分の給食を作っているので、扱う材料も大量です。肉じゃがに使ったじゃがいもは260ｋｇ、玉ねぎは122ｋｇもありました。じゃがいもは、機械で皮をむいていますが、それだけでは皮や芽が残ってしまうことがあるので、もう一度一つずつチェックして手作業で皮や芽を取ります。玉ねぎは、上と根っこの部分を切り落としてから皮をむき切っていきますが、調理員さんは目の痛みと戦いながら作業をしています。そのようにして手間をかけて作った肉じゃがを味わって食べてもらえたらうれしいです。

　ご飯　牛乳　生揚げのユーリンチー風　ツナともやしの中華和え
　えび入り春雨スープ

　ユーリンチーとは、油で揚げた鶏肉に甘酸っぱいたれをかけた中国の料理です。たれには、醤油や砂糖、酢、ごま油の他に、ねぎやにんにくなどの香味野菜も入れます。今日は、鶏肉ではなく、カリッと焼いた生揚げに、ユーリンチーのたれをかけました。生揚げを使うと、脂質を抑えてその分たんぱく質が多くとれ、鶏肉にはないカルシウムもとれるので、おすすめです。

　ご飯　牛乳　厚焼き卵　きんぴらごぼう　なすの仲間のみそ汁

　なすは、食品分類学上で「ナス科」という仲間に入ります。ナス科には、トマトやじゃがいも含まれます。形や実のなり方、花の色も違うけれど、同じ仲間に入るなんて意外ですよね。今日のみそ汁の具材には、ナス科の野菜を入れました。

野菜を栽培するときに、同じ野菜や同じ科のものを何度も続けて栽培すると、だんだんとれる量が少なくなったり、病気にかかりやすくなったりすることがあります。これを連作障害といいます。野菜を栽培する人にとっては大切な知識です。

野菜たっぷり塩ラーメン　牛乳　ウインナードッグ　ささみとひじきのさっぱり和え

　今日は、昨年度の１１月に手作りしたウインナードッグに再挑戦しました。衣の硬さや量、揚げ時間や温度を調整しながら、調理員さんが試行錯誤しながら作ってくれました。また、卵や乳製品を使わないケーキ粉を使っているので、卵や牛乳アレルギーの児童・生徒には、別室で除去食を作って提供しています。

　ご飯　牛乳　いわしの梅煮　大豆の五目煮　ごちそうすいとん汁

　「すいとん」とは、小麦粉の団子を実にした汁物のことです。この料理は、群馬県の郷土料理として知られています。群馬県では、昔から米と麦の二毛作が行われており、小麦粉に適した環境なので生産が盛んです。小麦粉を水で溶いて団子にした「すいとん」の他にも、幅広麺と野菜やきのこを煮込んだ「おっきりこみ」や、小麦粉で作った「まんじゅう」など様々な郷土料理があります。

　代謝が活発な成長期には、エネルギー源となる炭水化物をたくさんとる必要があります。ご飯やすいとんでエネルギーをしっかりとってほしいですね。

　ご飯　牛乳　豚肉とごぼうの甘辛揚げ　ゆかり和え　愛西みつばのかきたま汁　
　ひとくちアセロラゼリー

　今日のおかずは、でん粉を付けた薄切りの豚肉を油で揚げて、素揚げしたごぼうと一緒に甘辛いしょうゆ味のたれでからめました。肉だけなく、ごぼうを合わせることで香りと食感がよくなります。新ごぼうが出回る時期になると、やわらかくて、香りもよくなるので、いろいろな料理に加えてみるのがおすすめです。

　愛知のツイストロールパン　牛乳　ミートボールのレモンソース
　ラタトゥイユ　コンソメスープ

　ラタトゥイユとは、フランスの郷土料理で、野菜を使った煮込み料理のことです。「ラタ」は「食べ物」、「トゥイユ」は「混ぜる」という意味があります。基本的な材料は、玉ねぎ、にんにく、パプリカ、トマト、ナス、ズッキーニなどです。たくさんの具材を入れて煮込むので、具材の水分とうま味がよく染みておいしくなります。そのまま食べても、パスタと和えたり、肉や魚にソースとしてかけたりしてもおいしいです。