6月の朝礼が行われました。
今日の校長の話は、最初に早朝に起きた地震についてふれ、いまだに避難を余儀なくされている方々の大変さや思いに寄り添いながら、私たちの毎日に感謝しようという話がありました。
その後、あるカタツムリの話をされました。その話は以下の通りです。
ゆっくりしか動けないことに不満なカタツムリは、一匹のミツバチにその不満を話します。するとミツバチは、大忙しの自分からすると、ゆったりとした生活をしているカタツムリがうらやましいと言います。そんな風に言われたのは初めてだったので、カタツムリはその思いが分かりませんでした。
さらにミツバチに自分の殻が重くて嫌になると不満をぶつけます。するとミツバチは自分だけの家があるカタツムリがうらやましい。自分の家にはたくさんの兄弟がいて自分がくつろげる場所なんかないと言います。
「ぼくって、本当は幸せ者?」カタツムリは疲れた時にいつでも休むことができる自分一人だけの家があるということに初めて気が付きました。


このお話の後、校長は子どもたちに、自分と周りを比べてしまうことが多い中、自分の良さに気付いていますかと尋ねました。そして、毎日元気に学校に通うことができる自分は幸せだなあ。友達と仲良く楽しく過ごせてありがとうと感謝の思いをもてるとよいことを伝えました。
次に週番の先生から、今週の目標「チャイムで着席しよう」という話がありました。時間を守ることは大切なことで、小学生のうちからきちんと身に付けようと話されました。
さらに、生徒指導の先生から、梅雨の時期は、教室で静かに過ごすことが多くなり、外で遊べない時に何をしようか悩む子のために、ウォルト・ディズニーさんのお話をされました。
ウォルト・ディズニーさんがカリブの海賊というアトラクションを考えた際に、次のような言葉を残しています。
「宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。そして、何よりも、宝を毎日味わうことができるのだ」
本には、宝を手にした時のような楽しいこと、うれしいこと、ワクワクすることがたくさんあります。佐屋小は市の図書館が近くにあることもあり、足しげく本を借りに行っている子も多いことと思います。また、図書館より毎月各学年に合わせた本の貸し出しもあり、新しい本を手に取ることも多いです。ぜひ、雨の日は本と親しむことができるとよいですね。
最後に1年生の転入生紹介があり、全校で転入生に歓迎の意味を込めて大きな拍手をしました。今月もご機嫌な毎日にしていきましょう。