愛西市立北河田小学校
 

日誌

今日の給食R7
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2025/07/18

7月18日の給食

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麦ご飯 牛乳 カレーライス 福神あえ カラフルゼリー

 今日の訪問先は2年生と3年生。問題は次の通りです。

 ふくじんづけにかんけいがあるのは
 ① かみさま
 ② ほとけさま
 ③ かみなりさま

 合計で4クラス。挙手の数は③>②>①の順。3つのクラスでは、正解の①に手を挙げたのは1人か2人。いちばん人気があったのは、神様でも仏様でもなく雷様でした。
 漢字で書くと「福神漬け」。大人ならこれを見ただけでも、答えは①だと想像できるでしょう。

 3年生のクラスで、「正解は①の神様です。日本には、昔から七人のありがたい神様がいると考えられていて・・・」と説明を始めたときに、「あっ、船に乗っているやつだね」と発言した子がいました。「その神様全員のことを、まとめて何という」と問うと「七・・・」と、もう少しで「七福神」という答えが言えそうでした。

 「七つの材料を使って作った漬物だから、七福神にあやかって『福神漬け』という名前が付けられたそうです」。七福神のイラストを見せながら、説明しました。

 これから44日間の夏休み。子どもたちにとって、「福」多き夏休みでありますように。
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2025/07/17

7月17日の給食

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ご飯 牛乳 鶏肉の照り焼き 人参のツナ卵炒め 塩こうじのうま味汁

 おりひめ星やひこ星・・・。電気もないような遠い昔、人々は夜空の星々を眺めながら、様々な物語を作ってきました。
 しかし、今日はそんなロマンチックな話ではなく、科学の話。4年生です。

 赤・橙・黄・白・青。この5つの色の星のイラストを見せて質問しました。「理科の教科書にも書いてありましたが、太陽のように自分で輝いている星は、いろいろな色に見えます。赤く見える星や青く見える星。何が違うかわかりますか」。
 いつものように「明るさ」、「大きさ」、「距離」など、よく考えて答えてくれます。その中で、「温度」と答えた子が数名いました。

 「そう、温度が違うのですね。それでは、赤く見える星と青く見える星、温度が高いのはどっち」。
 このような科学のことになると、驚くほど詳しく知っている子がいるものです。先ほど「温度」と答えた子は、当然のように「青い色の星の方が温度が高い」に手を挙げました。今日は「知っている子」が活躍できる日です。

・赤く見える星は3000度くらい
・青い星になると1万度以上
・黄色の太陽は6000度

 このような星の話をした後、最後の問題です。

 「あいさいさん_給食コンクール」の_に入る「星」はどれ。
 ① ☆   ② *   ③ ※

 ワープロソフトの「ほし」の変換で、出てくる星のマークを3つ選んで選択肢を作りました。正解は①の☆です。
 「『あいさいさん☆給食コンクール』というのは、4年生から応募できる夏休みの自由課題。本日、応募用紙を配付していますね。優秀作品は愛西市の給食で再現されます。ぜひ、応募してくださいね」。

 たくさんのご応募をお待ちしています。
 保護者の皆様のご協力、よろしくお願いいたします。

  


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2025/07/14

7月14日の給食

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ご飯 牛乳 鶏肉の唐揚げ 大豆もやしのうま塩あえ にら玉スープ 一口ももゼリー

 もやしは主に植物の__を食べる野菜

 5年生に、このような問題を出しました。
 5年生は理科でいんげん「豆」の観察をします。この学習と関係させて、大豆もやしの日に、毎年このような問題を出しています。
 この学習の中で私が注目しているのが、もともと「豆に含まれる養分が、成長のために使われている」こと。ここだけを切り取ると、「豆をもやしにすると栄養が減る」ということになります。

 さて、最初の問題、「根」と「茎」に意見が分かれました。挙手の結果「根4割」、「茎6割」程度でした。給食で使用した大豆もやしの写真をプロジェクターで大きく写し、根と茎の違いについて次の説明しました、
 「子葉がついているこの(軸の)部分は茎で、その先の細くなっていて、もじゃもじゃが出ているところが根です。ですから、主に茎を食べている野菜です」。

 この後、理科で学習した内容を確認しながら、「大豆は栄養豊富な食べ物なのに、わざわざ『もやし』にすることで炭水化物が減る、たぶんたんぱく質も脂肪も減っていることでしょう。栄養が減るのに、なんで人間は、わざわざ『もやし』を作っているの」と、問いました。

 最初に出たのが「おいしいから」。さすが5年生、「一番大切なのは、やっぱり食べておいしいことですね。他にありますか」。さらに問うと、ポツリ、ポツリと、あてずっぽうではなく考えながら答えてくれます。その中に「栄養が増える」という声が聞けました。
 「その通り! 豆の栄養は減るけれど、野菜の栄養が増えるのです」。

・昔は潜水艦の中で、もやしを栽培していた(野菜の栄養を摂取するため)
・今でも南極観測隊は、基地でもやしを栽培している(新鮮でおいしい野菜を食べたいため)

 後半のクラスでは、大根についてもお話しました。根「だけ」ではないのですね。
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2025/07/10

7月10日の給食

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ご飯 牛乳 あじのおろしソースかけ 金平ごぼう スタミナ汁

 今日の話は、過去に他の学年で行なっています。今日は問題の出し方を少し変えました。
 ホワイトボードには次のように書いて、2年生の教室に入ります。

 ① 〇〇たろう
 ② 〇〇たろう
 ③ 〇〇〇〇たろう
 ④ 〇〇〇〇〇〇タロウ

 昔話でおなじみのたろうさん。ホワイトボードを見せると、口々に「ももたろう」「うらしまたろう」「きんたろう」と、答えてくれます。
 「どのたろうさんか、確認しよう」と言って、それぞれのたろうさんのイラストを見せます。①はももたろう。②はきんたろう。③はうらしまたろう。
 「④のタロウさん、わかる人いますか」と聞けば、2人の手が挙がりました。指名すると、「ウルトラマン」と答えてくれました。

 ①~④のたろうさんのうち、今日のごぼう料理に関係があるたろうさんは何番」。挙手の割合は、②>①>③の順で、半数くらいの児童が正解の②を選びました。ウルトラマンを選ぶ子は、さすがにいませんでした。

・金太郎は大人になると坂田金時という名になる
・金太郎は子どもに金平(きんぴら)という名をつける
・金平は金太郎と同じように力が強かった
・当時ごぼうは栄養があって、食べたら強くなると考えられていたので、金平の強さにあやかって、この(ごぼう)の料理が「きんぴらごぼう」となった。

 こんなことを説明しました。
 今の時代、ウルトラマンが子どもたち共通のヒーローでなくてもいいのですが、昔話はこれからも語り継がれてほしい・・・、という思いでいます。
 いつか、同じパターンのクイズで、答えが「別のたろう」さんになる問題を考えたいと思いました。
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2025/07/07

7月7日の給食

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ご飯 牛乳 星空のひじきご飯 枝豆コロッケ 天の川汁 セレクトデザート(冷凍みかん または 富士山の形ゼリー)

 天の川は英語で?
 ① ミルキーウェイ
 ② ヘブンリバー
 ③ シルバーロード

 6年生に聞きました。初めのクラスの挙手は①~③に分かれましたが、後のクラスは、みな正解の①を選びました。

 「天の川って、いったい何を見ているのだろう」という質問から始まって、銀河系のイラストを見せながら基本情報を説明します。

・星の数3000億個?
・幅100000光年 
・太陽系の位置 中心から26000光年

 そして・・・、銀河系は円盤の形をしているので、その中にある地球から見ると、星の集まりが薄い帯のように見えます。これが天の川の正体です。1光年は光が1年間に進む距離のこと。26000光年離れているものが見えるということは、26000年前に放たれた光を見ているということです。そのころの日本は、縄文時代の前の旧石器時代。そんな昔の光を見ているのが天の川。宇宙のことを考えると、スケールが雄大ですね。
 それに比べると、人間の一生なんて本当に小さなこと。でも、科学のことを勉強すると、この地球上で生き物がいるっていうことは、本当に偶然に偶然が重なって生まれた「奇跡」だと思います。さらに、地球という星に住みながら、こんなに大きな宇宙のことまでわかってしまう人間がいるなんて、奇跡中の奇跡ではないでしょうか。
 
 せっかくの奇跡です。この奇跡を十分楽しむために、しっかりと栄養をとりましょうね。
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2025/07/04

7月4日の給食

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クロスロールパン 牛乳 じゃがいものチーズ焼き ツナとエリンギのソテー オニオンスープ

 ほねを強くするえいようが入っているのはどっち?
 ①  ぎゅうにゅう・チーズ
 ②  ツナ・エリンギ(さかな・きのこ)
 ③  どっちも

 今日は、上の問題を用紙に印刷し、ホワイトボードには人間の消化管が描かれているイラストを貼り付けました。行き先は3年生。時間があれば6年生という計画です。

 問題の答えは「③ どっちも」です。もちろん、骨の材料で大切な栄養素はカルシウム。これは3年生でも知っていました。

 「おなかの中に入ったカルシウムは、どうやったら遠くの骨に運ばれるのでしょうか」。この質問に「赤血球」と答えた子がいました。正解ではないので「それ、すごく近い」というと、しばらくして周りの子が「血管」と答えてくれました。
 「どこをけがしても血が出るように、カルシウムは血管の中に入って、いろいろなところにある骨まで運ばれるのです」。

 この後の説明は以下の通りです。
・カルシウムが腸から血管の中に入るためには、ビタミンDが必要なこと
・ビタミンDは、魚やきのこ以外の食品には、ほとんど含まれていないこと(一部例外はあります)

 その後、6年生の教室に行くと、ほとんどの子が食べ終えていましたが・・・、強引に話を聞いてもらいました。
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2025/07/03

7月3日の給食

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金芽ロウカット玄米ご飯 牛乳 ぎょうざ マーボー豆腐 キャベツの中華漬け


 本日は、勝幡小学校の給食試食会に参加しました。

 コロナ明け、今回で3回目の試食会。
 勝幡小の試食会は、特に学年の縛りがなく、希望者が参加できます。今年度は役員の方を含め24名の参加をいただきました。3年連続で参加いただいている保護者もみえるそうです。嬉しい限りです。
 栄養教諭の講話。毎年、できるだけ違った内容のお話をしたい。しかし、最後の1枚は、お決まりのスライド。話の要約は要約は下記の通りです。

 元帝国ホテル総料理長の村上信夫氏。
 「世界一の料理は何ですか」。
 彼のような立場になれば、このような質問をされることも多いとか。普段は「母親が作る料理」と答えるそうだが、新聞に引用されていた村上氏の言葉は・・・

 「それは、円満な家庭の料理です」。
 この言葉は、今でも私の胸に刺さっています。
 ですから給食は、世界で二番目を目指します。
 皆様のご家庭では、毎日が世界一の料理になることを祈念して、今日のお話を閉じます。ありがとうございました。

 このページをご覧の皆様も、毎日が世界一の料理でありますように・・・
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2025/06/30

6月30日の給食

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ご飯 牛乳 カラフル酢豚 ナムル えび入りビーフンスープ

 ホワイトボードの問題は下記の通り。

 ビーフンは漢字で
 ① 米粉  ② 麦粉  ③ 麺粉

 5年生の教室に入り、次のような質問をしました。「今日の汁に入っている、細長い食べ物は何?」。
 考える様子もなく「そうめん」と答える子どもたち。「違うんだなあ。これだよ」とホワイトボードを見せる私。「ビーフンなんだ」。

 クイズの結果、挙手の数は、①<②<③の順でした。原料を聞くと、小麦粉だと考えていた子が多くいました。
 答えの説明では、「米の別の読み方は」→「べい?」。「だからそのまま、べいふん、べいふん、べいふん・・・で、ビーフンとなったという説もあります」。

 この後は世界地図を掲示し、ビーフンを食べている国を紹介し、米作りに適している気候の特徴や、小麦栽培との違いを説明しました。

 教室を出ようとしたとき、「じゃあ『米粉(こめこ)パン』は、『ビーフンパン』だね」と発言する子がいました。「なるほど!」。

 子どもたちの柔軟な発想には感心するばかりです。
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2025/06/27

6月27日の給食

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愛知の米粉パン 牛乳 たらのパン粉焼き 夏野菜サラダ もち麦入りミネストローネ 

 今日のホワイトボードは下記の通り。

 ① かずのこ(の写真)← 「    」
 ② イクラ(の写真) ← 「    」
 ③ たらこ(の写真) ← 「    」

 それぞれの魚卵の写真は、お寿司の姿で写っているものを引用しました。

 2年生の教室。ホワイトボードを見せて、それぞれ写真に写っている魚卵の名前を確認します。
 ②のイクラは、みなさん知っていましたが、①の数の子を即答できたのは、各クラス1~2名ほどです。「お正月によく食べるよ」というと、納得した様子です。③は「ネギトロ」に見えたようです。ほとんどの子が「マグロ」と答えました。

 今日は③の「  」を答える問題です。「③がわかったら、答えを言わずに手を挙げてくださいね」といって、①に「にしん」と書きました。まだ、にしんが魚の名前だと気が付いていないようです。
 ②を問うと、「サーモン」という声が聞けました。「そうだね」と答えながら「さけ」と記入しました。このようなやり取りの中で、10人ぐらいが挙手しています。
 「それでは、手を挙げている人で③を答えてみよう、せ~の」と、期待を込めて声をかけたのですが、返ってきた答えは2クラスとも、「マグロ!」。
 「だからマグロじゃないよ。今日の給食の魚だよ」と伝え、やっと「たら」という答えにたどり着きました。

 職員室に帰り、数名の先生方に見てもらうと、魚卵という先入観がなければ「ネギトロ軍艦に見える」ということでした。

 今日は問題作りには失敗したようですが、いつも以上に笑顔があふれる時間を過ごせました。
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2025/06/26

6月26日の給食

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ご飯 牛乳 ハンバーグのレモンソース ゴーヤチャンプルー モロヘイヤのみそ汁


 5年生の教室に入って、上のホワイトボードを見せました。
 「何のことかわかる?」問うと、「なぞ解き?」という反応がありました。そこで、①の横に「〇〇い」、②の横に「〇○〇い」と、書き足しました。これで少し、なぞ解きらしくなったでしょうか。

 ここで、「あまい」「すっぱい」と、感の良い子は気がつきました。続いて「③は」→「しょっぱい」、「④は」→「にがい」と進めた後、「⑤は」で少し止まりましたが、しばらくすると「うまい」という答えが出ました。

 この後、黒字で書いた味は「好かれる味」、赤字で書かれた味は「本能的には好かれない味」ということを、理由と共に説明しました。

 「ヒトは様々な食品を食べる中で、酸っぱいもの、苦いものを安心して食べられることを知った。そして、これらの味を組み合わせておいしく食べるという、食文化を築いてきた。今はまだ苦手という人も、これから成長するにつれて、苦い味を克服してほしいと思います」。
 このように話して教室を出ようとしたときに、あるスナック菓子についての質問が出ました。質問してもらえるって嬉しいですね。
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