諸古尋常小學校

明治六年始めて學校を設け精之學校と稱したりしが、未だ校舎の設備なく寺院或は民家を借り假敎塲となし、一ヶ年中七ヶ月は諸桑の校舎に、五ヶ月は古川の校舎にと、交替移轉して敎授せり。明治十九年學區改正により河田學校に合併す
明治二十五年七月一日、役塲と共に分離して、再び設立、之を諸古尋常小學校と稱す。
仝二十七年七月二十九日、新築工事を終へ此處に移る、仝四十年二月二十八日、藤浪尋常小學校と合併して北河田尋常小學校の假敎塲となり、仝四十三年八月、新校舎竣工せしかば、兒童は本校に收容せられ、校舎も北河田に移築せられて、御眞影奉安室、唱歌室、宿直室、備品室となる
本校々長は明治二十五年の創立より明治四十年に至るまで、殆ど永田淺次郎にして、其の中間僅かに加藤諒就職したり