
ご飯 牛乳 鶏肉の唐揚げ 大豆もやしのうま塩あえ にら玉スープ 一口ももゼリー
もやしは主に植物の__を食べる野菜
5年生に、このような問題を出しました。
5年生は理科でいんげん「豆」の観察をします。この学習と関係させて、大豆もやしの日に、毎年このような問題を出しています。
この学習の中で私が注目しているのが、もともと「豆に含まれる養分が、成長のために使われている」こと。ここだけを切り取ると、「豆をもやしにすると栄養が減る」ということになります。
さて、最初の問題、「根」と「茎」に意見が分かれました。挙手の結果「根4割」、「茎6割」程度でした。給食で使用した大豆もやしの写真をプロジェクターで大きく写し、根と茎の違いについて次の説明しました、
「子葉がついているこの(軸の)部分は茎で、その先の細くなっていて、もじゃもじゃが出ているところが根です。ですから、主に茎を食べている野菜です」。
この後、理科で学習した内容を確認しながら、「大豆は栄養豊富な食べ物なのに、わざわざ『もやし』にすることで炭水化物が減る、たぶんたんぱく質も脂肪も減っていることでしょう。栄養が減るのに、なんで人間は、わざわざ『もやし』を作っているの」と、問いました。
最初に出たのが「おいしいから」。さすが5年生、「一番大切なのは、やっぱり食べておいしいことですね。他にありますか」。さらに問うと、ポツリ、ポツリと、あてずっぽうではなく考えながら答えてくれます。その中に「栄養が増える」という声が聞けました。
「その通り! 豆の栄養は減るけれど、野菜の栄養が増えるのです」。
・昔は潜水艦の中で、もやしを栽培していた(野菜の栄養を摂取するため)
・今でも南極観測隊は、基地でもやしを栽培している(新鮮でおいしい野菜を食べたいため)
後半のクラスでは、大根についてもお話しました。根「だけ」ではないのですね。