愛西市立北河田小学校
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日誌

今日の給食R7
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2025/10/27new

10月27日の給食

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金芽ロウカット玄米ご飯 牛乳 里芋 大根の青じそサラダ 味付乾燥豆腐

 3年生の教室です。「今日の給食で、大豆からできている食べものは分かりますか」と聞くと、数名の子が乾燥大豆の袋を軽く掲げてくれました。それを見て、周りの子も気づいた様子でした。

 「食べ物は、みなさんの体に入った後、いろいろな働きをします。その働きの違いによって、3つのグループに分けることができます」と言って、【ごはん パン いも あぶら】【にく さかな たまご ぎゅうにゅう】【やさい くだもの】と書いた、3つの文字カードを見せました。

 「大豆はどのグループだと思いますか」。

 正解の【にく さかな たまご ぎゅうにゅう】のグループを選んだのは、前半のクラス3名、後半のクラスは1名でした。多くの子は、色のイメージからでしょうか【ごはん パン いも あぶら】のグループを選びました。

 この後、昔の日本人は牛を牛乳や肉のためではなく、田畑を耕すために飼っていたことや、魚を食べられる人も限られていたことなどを伝え、このグループの栄養(たんぱく質など)の多くを、大豆に頼っていたことについて説明しました。

 そして、続けて見せたのは、【大人物】という文字カード。「大きい人のことではなく、人柄などの内面が優れている人のこと」を確認した後、【大豆】の文字カードを出します。「大豆の『大』も大きいという意味ではなく、栄養が優れているという意味なんだよ。日本人にとって、大豆は大切な、偉大な豆だったのですね」と告げ、今日の話を終えました。

 昔の食事を連想する場面など、少し難しい内容もありましたが、国語で大豆のことを学習しているからでしょうか、いい表情で聞いてくれました。
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2025/10/23

10月23日の給食

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ご飯 焼き餃子の甘酢あんかけ 野菜のかおり漬け マーボー豆腐

  今日は2年生に、「何からできているか」についてお話に行きました。
 最初に、【板付きの白かまぼこ・とうふ1丁・白ういろう】の写真を見せて、「何の写真かわかりますか」と聞いてみました。さすがに豆腐は知っていましたが、板かまぼこがわかるのは少数、ういろうに至っては「名古屋名物だよ」というヒントを出しても、答えは出ませんでした。「ういろうだよ」と言っても、「それは何・・・?」という表情でした。

 気を取り直して、準備していた下記のようなホワイトボードを見せました。

 ① さかな ② だいず ③ こめ
 \ー------------/
       ↓
      とうふ
       ↓←←←あぶら

 
 「豆腐は、①~③のどれからできていますか」と聞くと、ほとんどの子が②に挙手をしました。かまぼこは①の魚、ういろうは③の米からできていることを告げて、次の質問です。
 「豆腐を油で揚げると、何ができるでしょうか」。
 「天ぷら」、「フライ」などに交じって「揚げだし豆腐」というきわどい意見もありました。「揚げ」という声が出たので、「そう、こんな揚げです」と言って厚揚げの写真をホワイトボードの下の部分に貼りました。
 「もう一つ、こんな揚げもできます」と、油揚げの写真も、その横に貼りました。厚揚げのところは納得した様子でしたが、油揚げにはちょっと意外だったような表情を見せました。
 その後、豆腐を塊のまま揚げると「厚揚げ(生揚げ)」、薄く切って揚げると「油揚げ」になることを説明しました。
 
 名古屋名物のういろうのことが、全く知られていませんでした。
 給食で出すことも検討したいと思いました。        
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2025/10/20

10月20日の給食

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ご飯 牛乳 鶏肉のうま塩唐揚げ ひじきと大豆のうま煮 愛西みつばのかきたま汁

 愛知県の地図が絵描かれた大きな布を、マントのように首にかけて廊下を歩いていると、「あっ、メタボ大魔王だ」、「今日は何のお話?」と声をかけられました。「みつばのお話だよ」と答えながら、4年生の教室に入りました。 

 愛知県の地図を提示し、愛西市の場所を確認した後、「今日の給食で、愛西市産の食べ物を使っています。何かわかりますか」。
 「大豆」、「ひじき」、「たまご」、「はくさい」など、いろいろ考えてくれます。「汁に入っています・・・緑色の野菜です」とヒントを出したところで、「これ? みつばですか」と、答えが出ました。

 今日は、「みつばの生産高」について、3つの問題を用意しました。

 第1問。(47都道府県の中で)愛知県は何位?
 1位  2位  3~5位  6~10位
 正解は「2位」です。

 第2問。愛西市は愛知県(54市町村)の中で
 1位  2位  3~5位  6~10位
 正解は「1位」です。

 第3問。愛西市は日本(1700以上ある市町村)の中で
 1~3位  4~10位
 11~30位  31位~100位
 正解は「3位(1~3位)」です。

 3問とも、挙手はばらけました。多くの子どもたちにとって、予想を上回るランキングだったようです。「1700以上もある中で3位だなんて、愛西市のみつばって、なかなかすごいですね」。

 昨年、この学年に行ったアンケートでは、愛西市でとれる野菜に対し「みつば」を苦手とする児童が数名いました。いい印象を持ってもらいたくて、このようなお話にしました。

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2025/10/17

10月17日の給食

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栗と舞茸の混ぜご飯 牛乳 季節野菜の天ぷら まこもたけ入りつみれ汁

 魚や豆類など・・・。これらは比較的、最近の子どもたちが苦手とすることが多い食材です。そしてきのこも・・・。
 今日は舞茸が入ったご飯。
 楽しいお話で、いい印象を持ってほしい。

 3年生の教室に入り、大きく印刷した舞茸の写真を見せました。「何かわかりますか」。
 「しいたけ」、「まつたけ」、「しめじ」など、知っているきのこの名前が出てきますが、全て「違います」と返しました。2クラスの中で、「まいたけ」と答えた子が一人いました。
 「今、正解の声が聞こえましたね」と言うと、「数名が『まいたけだ』」とつぶやきます。舞茸の存在は知っているのですね。
 「その通り、舞茸ですね」と、正解を答えた子に微笑みかけて、今日の問題を提示しました。

 なぜ、まいたけなの?
 ① まいおどるほどうれしい
 ② まいあがるほのうのよう
 ③ まいごになることがおおい

 舞茸の名前の由来を答える問題です。正解は①。「おいしいきのこだから」、「お殿様にあげたら喜んでもらえるから」などの理由です。
 不正解の②は「舞茸の見た目が炎のように見えるから」、③は「舞茸は山奥に生えているので、道に迷うことが多かった」という理由を考えました。

 これらのことをコミカルに説明しながら、どれかを選んで手をあげてもらいます。結果、②<①<③でした。2クラスとも半数以上が③を選びました。

 子どもたちは、混ぜご飯の中から舞茸を見つけて「これが舞茸ですか」と聞いてきます。「そうだよ。おいしいから食べてみて」と声をかけると、パクッと食べて「おいしい!」と答えてくれました。

 「しっかり食べて、明日の運動会もがんばるぞ~」と言って教室を出ようとすると、「オー!」と答えてくれました。
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2025/10/16

10月16日の給食

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ご飯 牛乳 ぶりの三河みりん焼き 切干大根のスタミナ炒め 白みそ汁

 みそ汁は口で吸うものではない、「?」で吸うものだ
 ①目 ②鼻 ③心

 以前、家庭科の調理実習でみそ汁を作った(職員室にいた私にもふるまってくれました)5年生に、上記の問題を出しました。挙手は①<③<②の順番です。正解の②は、およそ6割程度でした。答え合わせの後、次のような話をしました。

 第二次世界大戦中の軍隊でのお話です。みそ汁を作っていた兵隊さんのところに、上官がやってきて「みそ汁は口で吸うものではない、鼻で吸うものだ」と言いました。上官の命令には絶対服従の軍隊です。言われた兵隊さんは、「軍隊は厳しいところだと聞いていたけれど、ついに今日はみそ汁を鼻から飲むのか」と思ったかも知れません。
 ところが上官は続けて、「みそは香りが大切なのだから、みそ汁はぐつぐつと煮込まないように(香りを飛ばさないように)作りなさい」と、作り方を指示して去っていったそうです。

 ここで、白みそ、赤みそ、豆みその写真を見せました。以下はその後の話の要約です。

・白みそ、赤みそ、それを混ぜた合わせみそは、香りが大切なみそ
・一方、この地方の豆みそは香りよりうま味が主体で、煮立てもよい
・だから、「みそ煮込みうどん」や「みそおでん」などの、豆みそを使った煮込む料理が発展した

 「お家でみそ汁を作るときは、みその種類を確認して、おいしいみそ汁を作ってくださいね」。
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2025/10/09

10月9日の給食

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ミルクロールパン 牛乳 手作りチーズオムレツ さっぱり野菜サラダ もち麦入りミネストローネ

 今日の給食には卵をたっぷり使ったオムレツと、ミネストローネには鶏肉とひよこ豆。鶏肉と卵は「親子」と表現することがありますが、それに「ひよこ」までそろった珍しい献立になりました。

 今日の問題は4年生へ。

 日本の
 ・ 人の数
 ・ にわとりの数(たまご用)
        どちらが多い?

 「人の数」というのは総人口。「にわとりの数」は採卵のために飼育されている鶏の数です。
 続いて、ヒントを出します。

 1年間でたまごを
 ・ 日本の人 320個(食べる)
 ・ にわとり 300個(産む)

 少し待って、どちらが多いか聞いてみました。結果はおよそ、人3割、鶏7割。正解は「にわとり」。ヒントまで出したので、正解の方が多くて安心しました。

 ・ 日本の人 1億2489万人(平成6年1月)
 ・ にわとり 1億2973万羽(平成6年2月)
 
 わずかですが、鶏の方が多いようです。

 「鶏さんは、6日間連続で卵を産んだら1日お休みするペースで、1年間に300個くらい卵を産みます。どんなに頑張っても、1日1個です。このようにたくさんの鶏が卵を産んでくれるから、私たちもこうやって卵を食べることができるのですね」。

 明日は1日出張なので。更新はお休みします。
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2025/10/06

10月6日の給食

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ご飯 牛乳 三色丼 芋名月のみそ汁 みたらし団子

 6年生は理科で月の見え方について学習しています。そこで、前回の予告(糖尿病)は先延ばしにして、十五夜についての内容にしました。

 「今日は何の日ですか」という質問をすると、「何かの日だっけ・・・?」という空気の中で、「七夕!」と元気に答えてくれる子がいました。そのおかげで多くの子が「あっ、十五夜」と、気が付いた様子です。「七夕。ナイスアシストでしたね」。
 次に「ところで今日は、何月何日ですか」という質問から、「どうして毎年十五夜は違う日なのか」、「十五夜は旧暦の8月15日であること」について話した後、旧暦についての説明をしました。以下は要約です。(数値はおよその数)

・ 1~3月が春 4~6月が夏 
  7~9月が秋 10月~12月が冬
・ 基本は月の動きで、ひと月が29.5日
・ 12か月で354日
 (1年で11日分少ない)
・ そのため3年に1回、ひと月多い(13か月になる)年がある
・ 日数が年により大きく異なるので、今の暦感覚で、前後15日分のずれができる
・ さらに、平均1か月以上のずれがある。(新暦の元日は、旧暦では1月21日から2月20日の間になる)

  つまり、新年の挨拶に「新春・初春」を使うのも、桃が咲いていない時期に「桃の節句」があるのも、梅雨の真っ最中に「七夕」があるのも、この新暦と旧暦の間にある「季節のずれ」の名残だと考えられます。
 「じゃあ、十五夜も新暦の8月15日でいいじゃないですか。なんで十五夜だけが旧暦のままなのですか」。これが今日の最後の質問です。

 理屈っぽい話が続いたので、すぐに答えを言いました。「十五夜だけは旧暦でないと、毎年満月にはならないのです。新月から15日目が十五夜ですから」。

 食べ物の話は出てきませんでしたが、みたらし団子を食べながら満月を想像してもらえると、うれしいです。
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2025/10/03

10月3日の給食

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サンドイッチロールパン 牛乳 チキンのきんぴら コンソメスープ カクテルゼリーポンチ

 みなさんは、「ダックスフント」という種類の犬をご存じでしょうか。最近人気のミニチュワダックスフントのような「もふもふ」した毛並みではなく、狩猟犬の名残が残る、茶色くて胴が長く足が短いのが特徴の犬です。

 そのダックスフントの写真を持って、5年生の教室に入ります。
 「この犬、何という種類の犬か知っていますか」という質問に、3名の手が挙がり「ダックスフント」と答えてくれました。
 「アメリカでは、この犬の姿から、ある食べ物を連想しました。その食べ物とは」。この質問に対し、最初のクラスは「ソーセージ」、次のクラスは「ホットドッグ」でした。よく似た回答ですが、正確には「ソーセージ」が正解です。

・ ダックスフントに似ていることから、ウインナーソーセージを「ドッグ」という愛称でよんだ
・ このドッグを屋台などで温めて売りたい
・ 熱いドッグだけだと持ちにくいので、パンにはさむことを考えた
・ こうしてホットドッグという料理が誕生した
・ やがて野球場の名物となった

 ここまで説明し、あらかじめ印刷しておいた、ドジャースタジアムで販売されているというホットドックの写真を見せました。
 「ですから、ホットドック(温かいソーセージ)は、このドッグが本体で、パンはドッグ持つために添えられたもの。だからでしょうか、アメリカのホットドッグは、ドッグがパンからはみ出していますね」。

 今日は、ソーセージではなく、和風のきんぴらをサンドして食べる料理ですが・・・。今度、ウインナーが出た時には、おいしいホットドッグを作ってくださいね。
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2025/10/02

10月2日の給食

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麦ご飯 牛乳 ハヤシライス マカロニサラダ ひと口洋梨ゼリー

 最近、メタボと病気についての話が多かったので、今日は軽い話題。4年生に「ハヤシライス」の由来について考えてもらいました。

 ① はやしさんが考えた
 ② はやしさんが注文した
 ③ ハッシュドビーフとライス
 ④ はやく食べられるライス

 ①から④まで、それぞれ簡単に説明しました。「なんでハヤシライスになったのかは、わかっていませんが、だいたいこの4つのどれかと考えられています。みなさんなら、どれが一番いいと思いますか」。正解はないので、好みで選んでもらいました。挙手をしてもらったところ、①~④までほぼ同数という結果でした。
 以下は、その後の説明です。

 私が好きなのは、③の「ハッシュドビーフ説」ですが、面白いのは②(お店の常連のはやしさんは、いつも「カレー粉抜きのカレーライス」を注文した。その林さんのための料理ということで、ハヤシライスという名をつけた)の説だと思います。でも・・・

 毎年、10月の初旬、今日のように3時間授業で給食を食べたら下校の日があります。私はこの学校に来て3年目ですが、3年間連続でこの日はハヤシライスです。
 ですから今日の給食は、(作り置きさえあれば)ささっと食べられて、ささっと帰ることができる、④の「はやく食べられるライス」ですね。

 オチにならないオチでしたが、ほのぼのとした雰囲気のまま、給食の時間は続いていました。
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2025/09/29

9月29日の給食

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ソフト麺 牛乳 中華あんかけ麺 ビーンズサラダ さつまいものはちみつがらめ


 3日間のキャンペーンが終わり、埋め尽くされた「完食ステッカー」により力を失ったメタボ大魔王。5人の「しょくまるファイブ」たちが合体して繰り出す、究極の必殺技「食まるバランスパンチ」によって、やっつけられるシーンが動画で流される予定です。
 
 今日の教室訪問は3年生。内容は25日に2年生でやったものと、ほとんど同じです。一つ違ったのは、「6つの食品群の掛図」を使ったこと(昔から家庭科の教科書に載っている、食品を「赤・黄・緑」に分類している図です)。これは、一か月後くらいに予定している、大豆の栄養を考える場面での予習的な意味で使いました。

 「(今日の給食の)さつまいも触ったら、砂糖でべたべたするでしょ。油を触ったら、指先がねちょねちょするでしょ。そういう栄養が体の中でうまく使われないために、血管にたまるのがメタボの状態。それが糖尿病とかコレステロール・・とかいう病気なるんだよ」。結構にぎやかだった教室が、一瞬静まり返った場面でした。

 数回に分けて、給食委員会で取組んだ「しょくまるファイブ」の活動に関連して、子どもたちに「メタボ」の意味を説明してきました。各学年に対して、かなり難しい内容だとは思いましたが、「食育動画」を通して、メタボにならないために「バランスよく食べる」ことが大切ということは、伝わったと思います。今はメタボのことを理解できなくても、バランスよく食べればいいわけで・・・。
 このことを、知識だけではなく「自分のこと」と考え、「好き嫌い」との折り合いをつけながら、バランスを意識た食事ができるようになってほしい。(←これが食育の大きな課題ですね)

 子どもたちの成長とともに、その成長に応じた助言ができればと思います。
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