
ご飯 牛乳 三色丼 芋名月のみそ汁 みたらし団子
6年生は理科で月の見え方について学習しています。そこで、前回の予告(糖尿病)は先延ばしにして、十五夜についての内容にしました。
「今日は何の日ですか」という質問をすると、「何かの日だっけ・・・?」という空気の中で、「七夕!」と元気に答えてくれる子がいました。そのおかげで多くの子が「あっ、十五夜」と、気が付いた様子です。「七夕。ナイスアシストでしたね」。
次に「ところで今日は、何月何日ですか」という質問から、「どうして毎年十五夜は違う日なのか」、「十五夜は旧暦の8月15日であること」について話した後、旧暦についての説明をしました。以下は要約です。(数値はおよその数)
・ 1~3月が春 4~6月が夏
7~9月が秋 10月~12月が冬
・ 基本は月の動きで、ひと月が29.5日
・ 12か月で354日
(1年で11日分少ない)
・ そのため3年に1回、ひと月多い(13か月になる)年がある
・ 日数が年により大きく異なるので、今の暦感覚で、前後15日分のずれができる
・ さらに、平均1か月以上のずれがある。(新暦の元日は、旧暦では1月21日から2月20日の間になる)
つまり、新年の挨拶に「新春・初春」を使うのも、桃が咲いていない時期に「桃の節句」があるのも、梅雨の真っ最中に「七夕」があるのも、この新暦と旧暦の間にある「季節のずれ」の名残だと考えられます。
「じゃあ、十五夜も新暦の8月15日でいいじゃないですか。なんで十五夜だけが旧暦のままなのですか」。これが今日の最後の質問です。
理屈っぽい話が続いたので、すぐに答えを言いました。「十五夜だけは旧暦でないと、毎年満月にはならないのです。新月から15日目が十五夜ですから」。
食べ物の話は出てきませんでしたが、みたらし団子を食べながら満月を想像してもらえると、うれしいです。