いよいよ答え合わせです。ヘチマの雄花と雌花が分かったでしょうか?
AとBそれぞれの花を横から見た写真の花の付け根を見ると、太さが違うことが分かります。
Bの花の方が太くなっていますね。
以前、
キュウリの花の時にも紹介したと思いますが、この花の付け根の太い部分が成長し、実になっていきます。つまり、Bの花が実をつける花ですので雌花ということになり、反対にAの花が花粉を飛ばす雄花ということになります。
いかがでしたか? こんなの簡単だと思った人も、全然予想がつかなかったという人も、これからいろいろな花を観察してみてください。そうして、この花は雄花かな、雌花かな、それともおしべとめしべが一つの花の中にある種類かな? などと観察しているうちに、共通点や違うところが見えやすくなってきます。
銀杏(いちょう)のように木が丸ごと雄株と雌株に分かれ、雌株だけに銀杏(ぎんなん)が実るというような種類の植物もあるそうです。
花に限らず、同じように見えても実は違っているものや、違うように見えても実は同じものという場合がいろいろとあります。まずはいろいろな視点からよく見てみることが大切ですね。