まずは写真を見てください。新しいお客さんです。ひらひら飛んでいたり、とまっても羽を開いたり閉じたりしてじっとしていないので,写真がぶれていてはっきり見にくいかもしれませんが、「これは立派なクロアゲハだなあ。」と思いながら写真を撮りました。
しかし、いつものようにできるだけ正確にお伝えしたいと調べてみたら、一般的に「クロアゲハ」と呼ばれる黒いアゲハ蝶にも、実は様々な種類があることが分かりました。
「クロアゲハ」、そして「カラスアゲハ」ぐらいしか知らなかったのですが、他にも「ナガサキアゲハ」「モンキアゲハ」「オナガアゲハ」「ジャコウアゲハ」などがありました。
そして、この写真の蝶は、「ナガサキアゲハ」だったのです。前翅(前のはね)の付け根にある赤い点が決め手です。そして、後翅の白い模様からメスだと思います。普通のクロアゲハよりも大きな種類だそうです。
長崎と名がつくように、もともと暖かい地方に生息する蝶だったようですが、だんだんと北の方にまで生息域が広がってきて近年では関東地方や福島、宮城などでも確認されているそうです。
以前紹介した
ツマグロヒョウモンにしても
ナカグロクチバにしても同様ですが、昔だったら見られない南の方に生息していた昆虫が見られるようになるくらい温暖化が進んできているのですね。