
ご飯 牛乳 くじらのそぼろ丼 ツナじゃが 愛西野菜の塩昆布和え
ゾウとクジラのイラストを印刷して、2年生の教室に向かいました。2頭の大きさは、見た目が同じ大きさになるように調節しました。
「今日の給食で食べているのはどっちですか」。
ゾウにもちらほら手が挙がったので、「さすがにゾウを食べたらだめでしょう」という反応を返すと、周りから軽い笑い声が聞こえます。
次に「実際は、どちらが大きいと思いますか」という問いには、全員クジラと答えました。
「プールの長さと(シロナガス)クジラでは、どちらが長いでしょうか」という質問では、ほとんどが「クジラ」と答えました。「平均的な長さは24mで、ちょうどプールに納まる長さ」ということを説明しました。
クジラの大きさのイメージを持ってほしいと思って、このような話にしましたが、先ほど
「さすがにゾウを食べたらだめでしょう」と言ったときに、心の中で「じゃあ、クジラは食べてよいと言い切れるだろうか」という迷いが生じていました。世界の中には、クジラを食べることを否定する人もたくさんいます。
ですから続けて、「先生がみなさんと同じくらいの頃・・・」から始まって、母親が肉が嫌いだったので、そのころの家のカレーには、肉の代りにクジラが入っていたことなど、日常的にクジラを食べていたという自分の経験談を話しました。「クジラを食べることは、日本の食文化だ」と説明することで、先ほどの迷いを振り切るように・・・。