
ミルクロールパン 牛乳 チョコクリーム 冬野菜のクリームシチュー イタリアンサラダ
栄養計算は、コンピュータを使えば簡単に計算できる時代。それでも、栄養士として仕事をしている多くの人は持っていると思います。「食品成分表」の本。
時代とともに改訂されて、現在は8訂。改訂に伴い、掲載されている食品の数も増えています。
本日の話題はブロッコリー。
栄養成分表に掲載されたのが、4訂の1982年という記録があります。
多くの栄養士は、この時「びっくりした」と思います。
ブロッコリーの栄養価が高いのです。
「〇〇(単独の栄養素)が高い」というレベルではなく、野菜に期待される「多くの栄養素」が、トップレベルに匹敵するくらい高い!(これは、私が栄養士養成の専門学校生だった頃に、初めてブロッコリーを栄養成分表で調べたときの感想です)
それくらいの衝撃がありました。
さて、今日は久しぶりに1年生です。廊下で教室に入るタイミングをうかがっていると、教室の中から私の名を呼ぶ声がかかりました。嬉しい限りです。
収穫前のブロッコリーの写真を見せて、「今日のシチューに入っているよ」と言うと、「ブロッコリー」と答えてくれます。
「もうしばらくそのままにしておくと、このツブツブのところはどうなると思う」という質問には、しばらく考えた後、「お花が咲く」という声が重なってきました。
「何色の花だと思う。①信号機の靑。②黄。③赤」と問うと、多くの子が「②黄」に手を挙げました。
「小さなツブツブの全部に、黄色の花が咲くんだよ」と言いながら、花が咲く様子がよくわかる写真を見せました。その花の数の多さを見て、驚きの様子でした。
「こんなにお花が咲いてすごいね。栄養もすごく多いんだよ」。
「花の数」と「栄養の多さ」。この2つに科学的な関係ありませんが、お互いの「驚き」を大切にしたいという思いが、このような声掛けになったのでしょう。