
ご飯 牛乳 ぶりの三河みりん焼き 切干大根のスタミナ炒め 白みそ汁
みそ汁は口で吸うものではない、「?」で吸うものだ
①目 ②鼻 ③心
以前、家庭科の調理実習でみそ汁を作った(職員室にいた私にもふるまってくれました)5年生に、上記の問題を出しました。挙手は①<③<②の順番です。正解の②は、およそ6割程度でした。答え合わせの後、次のような話をしました。
第二次世界大戦中の軍隊でのお話です。みそ汁を作っていた兵隊さんのところに、上官がやってきて「みそ汁は口で吸うものではない、鼻で吸うものだ」と言いました。上官の命令には絶対服従の軍隊です。言われた兵隊さんは、「軍隊は厳しいところだと聞いていたけれど、ついに今日はみそ汁を鼻から飲むのか」と思ったかも知れません。
ところが上官は続けて、「みそは香りが大切なのだから、みそ汁はぐつぐつと煮込まないように(香りを飛ばさないように)作りなさい」と、作り方を指示して去っていったそうです。
ここで、白みそ、赤みそ、豆みその写真を見せました。以下はその後の話の要約です。
・白みそ、赤みそ、それを混ぜた合わせみそは、香りが大切なみそ
・一方、この地方の豆みそは香りよりうま味が主体で、煮立てもよい
・だから、「みそ煮込みうどん」や「みそおでん」などの、豆みそを使った煮込む料理が発展した
「お家でみそ汁を作るときは、みその種類を確認して、おいしいみそ汁を作ってくださいね」。