
サンドイッチロールパン 牛乳 ツナサンド じゃがいも餅のガーリック焼き エッグコーンスープ
4年生の教室に入ると、「メタボ大魔王だ」の大合唱でした。「誰のこと? そんな人知らないけど」と、とぼけてみましたが、食まるファイブの動画の中で、私がメタボ大魔王役を演じていたのは、ごまかしようがありません。
「ところで、メタボって何のことか知っていますか。どういう状態がメタボって言うのですか」と、話をそらして質問してみました。メタボが話題になり始めた10数年前は、多くの子が「肥満と関係がある」ことは知っていましたが、今ではほとんどの子が知らない様子です。「太れなくなった分の余った栄養が血管に残って、血管が傷ついたり詰まったりする病気」と、メタボについて簡単に説明した後、30年前の私の写真を見せました。
「30年前、私がメタボだったのです」。
小学生の頃は、ガリガリにやせていた私。中学、高校と、今ではありえない程の食欲があり、たくさん食べても太ることはなかった。ところが部活をやめて大学生になったら、肉付きがよくなってきた。マッチョに少しあこがれていたので、プロレスラーのような体になることは、そんなにいやではなかった。それから・・・と、私がメタボになるまでのことと、どうして栄養士になろうと思ったのかについて、いつもよりも熱く語りました。
「みなさんが、私のようにメタボで苦しんでほしくないから、こうやってみなさんの前でお話ししているのです」。
メタボにならないようにするためには
① バランスの良い食事をする
② 自分に合った量を食べる
理屈は簡単なこと。10年後、20年後も覚えててくれて、守れる人になってほしい。若いころにメタボになったおかげで今でも苦労している、メタボ大魔王の願いです。