
ご飯 牛乳 揚げ鶏のみそがらめ かぼちゃのサラダ きつね汁
22歳の時まで大阪に住んでいました。立ち食いのそば屋さんで「きつね・たぬき」と書いてある食券を買い、「きつねそばをください」と頼んだら、「兄ちゃん、それを『たぬき』って言うんだよ」と、たしなめられたことがありました。そんな思い出から・・・。
大阪のうどん・そば屋さん
「たぬき」と注文すると・・・
① 天ぷら入りのそば
② 油揚げ入りのそば
③ 天かす入りのうどん
上のように記入したホワイトボードを見せて、次のような質問をする。
「大阪で『きつね』と注文すると、きつねうどんが出てきます。『たぬき』と注文すると、出てくるのはどれ」。
答えは②です。4年生から6年生。正解の②は、ほとんどのクラスで少数派でした。「赤い〇〇〇・緑の▢▢▢」というカップ麺のイメージによる影響が大きいようです。
その後、次のような説明をしました。
・ 大阪でいう「きつね・たぬき」は具材の区別ではなく、油揚げ入りの「うどん・そば」の区別。
・ 関東では「きつねは油揚げ」、「たぬきは天かす」が入ったもの。それぞれに「うどん」と「そば」がある。
・ 天かすを「たぬき」というのは、「タネが入っていない天ぷら」→「タネぬき」→「たぬき」ということから。
わずか15分程度で6クラス。あわただしく移動しながらのお話。
それなのに、どのクラスも笑顔で迎えてくれます。うれしい限りです。