
ご飯 牛乳 めひかりフライ ゆかり和え 高野豆腐の含め煮
「めひかり」は、漢字で書くと「目光」。その字の通り、光を当てると、大きな目がエメラルド色に輝きます。
4年生の教室。まずは「めひかり」の写真を見せます。
「今日食べている魚だよ。目がきれいだね。ピカピカ輝いているね。光っているね。何という名前かわかるかな」と問いかけながら、机の間を回りました。形や大きさから「いわし」や「ししゃも」という声が多く、「めひかり」と答えてくれたのは、各クラス2名ほどでした。
「写真のように、目が光って見えるので『めひかり』という名前の魚です」と確認した後、今日の問題です。
予想通り、①と②に挙手は分かれました。
①は「アオメエソ」と読み、「めひかり」のもともとの名前。②は私が作った、でたらめな字。ですから、答えは②です。
この後は日本地図を掲示し、「めひかり」が水揚げされる港がある主な都道府県を、南から確認しました。日本地図に指を差していくと、「宮崎県、高知県、三重県・愛知県・静岡県・・・」と、順に声を出して答えてくれました。さすが、社会科でよく勉強しているね」と褒めると、「明日テストだよ」と教えてくれました。
最後に、「めひかり」の説明・・・。
魚体が弱く痛みが速いので、漁港近くでしか利用されなかった魚ですが、輸送や加工技術が向上することで、給食でも使えるようになりました。今日の「めひかり」は、水揚げされた後氷詰めのまま工場に運ばれます。工場で頭と内臓を処理して、フライに加工された後、すぐに冷凍されています。それが給食室まで運ばれて、直前で油で揚げた後、教室に運ばれて、みなさんが食べています。もしかすると、世界一新鮮な「めひかり」かもしれませんね。