
金芽ロウカット玄米ご飯 牛乳 里芋 大根の青じそサラダ 味付乾燥豆腐
3年生の教室です。「今日の給食で、大豆からできている食べものは分かりますか」と聞くと、数名の子が乾燥大豆の袋を軽く掲げてくれました。それを見て、周りの子も気づいた様子でした。
「食べ物は、みなさんの体に入った後、いろいろな働きをします。その働きの違いによって、3つのグループに分けることができます」と言って、【ごはん パン いも あぶら】【にく さかな たまご ぎゅうにゅう】【やさい くだもの】と書いた、3つの文字カードを見せました。
「大豆はどのグループだと思いますか」。
正解の
【にく さかな たまご ぎゅうにゅう】のグループを選んだのは、前半のクラス3名、後半のクラスは1名でした。多くの子は、色のイメージからでしょうか【ごはん パン いも あぶら】のグループを選びました。
この後、昔の日本人は牛を牛乳や肉のためではなく、田畑を耕すために飼っていたことや、魚を食べられる人も限られていたことなどを伝え、このグループの栄養(たんぱく質など)の多くを、大豆に頼っていたことについて説明しました。
そして、続けて見せたのは、【大人物】という文字カード。「大きい人のことではなく、人柄などの内面が優れている人のこと」を確認した後、【大豆】の文字カードを出します。「大豆の『大』も大きいという意味ではなく、栄養が優れているという意味なんだよ。日本人にとって、大豆は大切な、偉大な豆だったのですね」と告げ、今日の話を終えました。
昔の食事を連想する場面など、少し難しい内容もありましたが、国語で大豆のことを学習しているからでしょうか、いい表情で聞いてくれました。