
ご飯 牛乳 ちくわの生姜揚げ 磯煮 秋の味覚汁
食品の「いわれ」には諸説あります。その中で、妥当性や話題性、伝える学年などを考慮して選んでいます。さて、今日は・・・。
先日、勝幡小学校で撮影した蒲の写真です。

この写真を見せて、「蒲(がま)にかんけいがある食べものは?」というのが今日の問題です。
3年生と4年生の教室。
選択肢は、①かまぼこの写真、②ちくわの写真。
「写真の茶色の部分は『穂(ほ)』というところ。蒲という植物の穂だから、蒲の穂、蒲の穂、蒲の穂・・・、さて、①だと思う人。②だと思う人」。
問題を出す時には、①と②の写真を見せるだけで、「ちくわ」、「かまぼこ」の名前を言わないようにしていました。「蒲の穂・・・」というところで少し間を取ったので、蒲の穂という名前の連想から①の「かまぼこの写真」を選ぶ子、蒲の写真の様子や給食の食材から②の「ちくわの写真」を選ぶ子と、意見が分かれました。
「答えは、両方関係があります」というと、「な~んだ。クイズになってないじゃん」と返されてしまいました。
下記のような図を示して説明します。(インターネット上の写真等を利用した場合、ホームページへの掲載は控えています。わかりにくくてすみません)
→①かまぼこの写真
蒲の写真→②ちくわの写真
→②ちくわ写真
「最初は(真ん中の②の写真を指し)、蒲の穂に似ているので、これを『かまぼこ』と呼んでいました。ところが、同じ材料で(①の写真を指し)『板かまぼ』が作られるようになると、①と区別するために②は『ちくわかまぼこ』と呼ばれるようになりました。それがしだいに『かまぼこ』と『ちくわ』になったんですね」。
「クイズになってないじゃん」と発言した子が、興味深そうな表情で聞いてくれました。