今日の給食は「茸(きのこ)と昆布(こんぶ)と鰹(かつお)のうま味汁」を作りました。昆布には「グルタミン酸」といううま味成分が含まれています。胃の働きを活発にし、腸での消化吸収を促したり、胃腸の粘膜を保護して細菌などが体内に入るのを防いだりする働きがあります。また、「幸せホルモン」とも言われる「セロトニン」の分泌を促したり、リラックスさせたりという効果もあります。出汁のきいた汁物を飲むと、ほっとする気持ちになりませんか? これにはこうした成分が関係しているのです。
今日は、昆布の他にも干し椎茸(しいたけ)と鰹節(かつおぶし)を使っています。これらはそれぞれ異なるうま味成分(椎茸はグアニル酸、鰹節はイノシン酸)を持っているのですが、。食材を組み合わせることでうま味の感じ方が何倍にも広がります。うま味たっぷりの汁物を飲んで、ほっとした気持ちになってくださいね。
献立
ご飯 牛乳 豚肉と牛蒡(ごぼう)の揚げ煮 烏賊(いか)の酢味噌和え 茸と昆布と鰹のうま味汁
