
ご飯 牛乳 豚肉とブロッコリーの揚げびたし 青じそ和え 3種のうま味汁
2年生の教室。テーマは「うま味」です。
下記のようにホワイトボードに書きました。
さとう → 「 ① 」
レモン → 「 ② 」
うみのみず → 「 ③ 」
ゴーヤ → 「 ④ 」
ーーーーーーーーーーーーーーー
けずりぶし
こんぶ → 「 ⑤ 」
ほししいたけ
「まずは①~④を考えます。何についての問題でしょうか」。
教室に入って、このように問題を出す。10秒くらいすると、数名が何かに気がついた様子でこちらに顔を向けてくる。ただ、答えになる「言葉」が出てこないようだ。
そこで、「砂糖は・・・」と問いかけると、小さな声で「・・・甘い?」と帰ってくる。
うなずきながら「レモンは」と問う。半数程度から「すっぱい」の声。この「すっぱい」という声には、まだ「迷い」を感じた。ところが、この「すっぱい」から1~2秒後、教室中に自然な笑顔が広がった。そして「迷い」から「確信」へと表情も変化していく。
「わかった」というのが教室に広がる瞬間、その時の子どもたちの表情の変化っていいですね。本当にまぶしく輝いて見えます。その後は、「海の水は」→「しょっぱい」、「ゴーヤは」→「苦い」、「何の問題だった」→「味」とテンポよく進み、次のような説明へとつなげました。
・味にはもともと、「甘い」「酸っぱい」「しょっぱい」「苦い」の4つがあったこと。
・日本人が発見した5つ目の味は「うま味」であること。
・今日の汁には、うま味の代表的な食材の「けずりぶし・昆布・干ししいたけ」を使っていること。
5つ目の味の時に、「辛(から)い」という声も出ました。唐辛子のような「辛さ」は味を感じているのではなく、「痛さ」を感じていることを説明しました。