
ごはん 牛乳 あじの甘辛揚げ きゅうりのかわりびたし 関東煮
教室を訪問すると、手を上げる児童の姿が見える。大声を出させたくないので、近くに寄って視線を合わせ、「話してもいいよ」というサインを送る。
「このお魚の料理、どうやって作るのですか」
このような質問はうれしい。食べ物に、料理に興味を持っているということ。そして、「おいしっかった」からこそ出る質問。
「あじというお魚に片栗粉をまぶして、油で揚げて、しょうゆと砂糖で作ったタレをかけるんだよ」。
「へぇ~ 簡単なんだ」という周りからの声。(しっかり聞いていたんだ)
「作るのは簡単だけど、揚げ物なので、台所の片づけは大変かもね」と答えると、苦笑いで「うんうん」とうなずいている先生の姿も。
その後も、食べ物への質問が続く。自分たちで出した質問に、自分たちで話を膨らませていく。
「こんにゃくは何からできるの?」。「黒いのはひじきだよ」。「白いこんにゃくもあるよ」。どんどん話が進む。内容もレベルが高い。私の出番は・・・あまりない。それがなぜかうれしい。
まだ前向き給食ですが、少しずつ以前の状態に戻りつつあるのかな。そう感じた、4年生の教室での「ひとこま」でした。