
ご飯 牛乳 津島ふ入りひきずり 愛西れんこんの鉄火みそ 愛西わけぎの梅がつお和え
毎月19日は「食育の日」です。1月の給食も半ばとなり、食べ歩きツアーも今日は「愛知県デー」。地元にちなんだ料理には、地元の食材をふんだんに使っています。地元の食材が手に入るのは、その食材を作ってくれる人、納めてくれる人など、いろいろな皆様の努力があってのこと。それをおいしく調理して教室に届けるのが、私たちの使命ですね。
さて、今日の話題は「鉄火」から。多少、大人の話も入るので6年生です。
「鉄火」と言うのは、鉄に熱を加えて赤くなるイメージの言葉です。今日の「鉄火みそ」は、愛知県の赤い「豆みそ」にちなんでつけられた名前だそうです。それでは、鉄火と言えばもう一つ「鉄火巻き」がありますね。
ここで問題。鉄火巻きの鉄火とは、この場合「色」にちなんで名前がついたのか。食べていた「場所」にちなんで名前がついたのか。
「色」を選んだのが多数派。「場所」は1/3くらい。
安心してください。どちらも正解です。
色は、鉄火巻きに入っているまぐろの色。これはわかりやすい。
場所は・・・。
昔、賭け事は禁止されていた。それでも隠れてやる人はいた。
賭け事をやっている人の頭の中は熱い。まさに鉄火のごとく。だから、「その場所」のことを「鉄火場」と呼んでいた。
食べる時間も惜しんで賭け事をしていた人達に、簡単につまめるように用意された海苔巻き。しだいに、このまぐろの海苔巻きの名を「鉄火巻き」と呼ぶようになった。
この話、イギリスの「サンドイッチ」の由来と共通点があります。この後は、長くなるので省略しますが。
賭け事に夢中になった大人の話。そこから生まれた2つの料理。「鉄火巻き」と「サンドイッチ」のお話でした。