
ご飯 牛乳 手作りひりょうず きゅうりの香り漬け いわしのつみれ汁
「ひりょうず」と「がんもどき」。
調べてみると、それぞれが謎に包まれている。 関西では「ひりゅうず」と呼ぶ人が多いらしい。
関東では「がんもどき」と呼ぶ人が多いらしい。
呼び方は違うが、同じ食品とされる。
「ひりょうず」は、山口県で郷土料理となっている。もともとはポルトガルから伝わった、小麦粉と卵を混ぜて油で揚げた「フィリョス」というお菓子がもとになっているらしい。名前は似ているが、油で揚げている以外全く違う食べ物。
「がんもどき」は、精進料理。鴈(がん)という鳥の味に似ているから、「もどき」という名前にしたようだ。肉食が禁じられていた人たちも、肉の味には憧れがあったのか。ただし、「こんにゃく」で作られていたようだ。
それが今では、「豆腐」にいろいろな具材を混ぜて作られる「同じ食品」に変化してしている。
しかし、ここは小学校。難しい話はひとまずここまでにして。
今日は、2年生と3年生に、「がんもどき」は関西では「ひりょうず」と呼ばれることが多いこと。「もどき」と言うのは「そっくりさん」のことで、「がん」という鳥の肉に似ていたから「がんもどき」と名前がついたこと。肉を食べてはいけなかった、昔のお寺の料理でよく使われていたことなどを、クイズを交えながらお話ししました。
給食時間のあと、教室に入っている先生から「今日のお汁は特においしかったよ」という言葉をいただきました。いわしのつみれから「良いだし」が出ていたたようです。