
ご飯 牛乳 おいだれ焼き鳥丼 ひじきの炒め煮 トマトと卵のふんわり汁
ひじきは栄養素の高い食事ですが、よく噛んで食べることが必要です。ですから、「ひじきはよく噛んで食べるんだよ」と声掛けをします。高学年には、「よくかまないと吸収されないよ」という話もします。
配膳が終わったころの1年生の教室。ひじきにいいイメージを持ってもらいたくて、やさしい声で語りかける。「黒い食べ物がひじきだよ。ひじきは海でとれるんだよ。体を強くする栄養がいっぱいだよ。よく噛んで食べるんだよ。ご飯と一緒に食べたらおいしいよ。・・・」。
何回繰り返したでしょうか。多少騒がしくなることもありましたが、興奮するということはありませんでした。

6年生には、この問題です。
1分ほど間をとって、どちらかに手を挙げてもらったところ、おおよそ同数でした。
間をとったのは、理由も考えてほしかったからです。正解の②を選んだ児童の中には、「塩」という声も聞かれました。
海の水が蒸発して、雨となって陸地に降りそそぐ。その水が川に集められ、やがて海に流れる。その繰り返しにより、海の水の栄養分は、どんどん濃くなっていく。塩は、その代表的な栄養素。
「その栄養豊富な海で育つお魚、海藻も栄養豊富です。特に、今日のひじき。よく噛んで食べてくださいね」。