
クロスロールパン 牛乳 豚肉のカラフルソースかけ 米粉のクリームシチュー 手作り抹茶プリン
食事の文化って、家庭によってさまざま。
自分の家では当たり前のことでも、他の家から見ると「えっ?」と思えることもあるようです。例えば今日のクリームシチューのように。
6年生の教室。おかわりタイムも終わり、落ち着いた雰囲気で食べていました。
「ホワイトシチューを最初に作った国はどこだと思いますか。アメリカ?フランス?日本?」挙手が一番多かったのは、日本。約半数です。
「正解は日本。戦後食べ物が少なかった時代、栄養のあるものを食べさせたいという思いから、学校給食で作られたといわれています。」
少し間を取って「ところでみなさんのお家で、クリームシチューを作ったとします。ご飯にかけて食べる人はいますか?」という質問に対し、3割程度の子の手が挙がりました。そして、たくさんの手が挙がったことに対して、「えっ?」という声を漏らす子もいました。
「『シチューをご飯にかけるなんて』と思う人もいるでしょう。でも、それはそんなにおかしな考えではないようです」と言って、次のようなクリームシチューの歴史を説明しました。
・学校給食の「白(クリーム)シチュー」は、人気だったこと。
・とある会社が、家庭で手軽にクリームシチューを作れるように、「クリームシチュー〇〇〇」という商品を販売したこと。
・当時は三食米飯の家庭が多かったので、このシチューはご飯のおかずに合うように開発されたこと。
・カレーライスにならって、ご飯にかけて食べたらおいしかったということから、このような食べ方が定着したこと。
「最後に、先生がたまに作る料理を紹介しますね」と言って、次のようなホワイトボードを見せました。残ったシチューを朝食で食べるときにおすすめです。
ポイントは白ご飯にケチャップをかけ、軽く混ぜ合わせるところです。耐熱皿に材料を入れてオーブントースターで数分加熱すると、「なんちゃってドリア」の出来上がりです。
