
ご飯 牛乳 マーボー大根 愛知の野菜入り春巻き 糸寒天の中華サラダ
海藻のテングサを煮出した液を冷やすと、ゼリー状に固まります。板こんにゃくのように成型して、専用の突き器に入れて押し出すと「ところてん」ができます。そのところてんを乾燥させて、もう一度水戻ししたもの。これが「糸寒天」のイメージです。水分以外はほとんどが食物繊維なので、ヘルシーな食品と言えます。
2年生の教室。テングサを干している場面の写真を見せて、「この写真の向こう側にあるのは、何だかわかりますか」と質問しました。この写真、一度見たことがあるようで、すぐに「海!」という声が重なりました。
「この赤く見えるの海藻ですね。この海藻と関係がある、今日の給食の食べ物は」と、テンポを上げて質問すると「サラダのピラピラしているもの」「透明なもの」と、すぐ帰ってきました。
「その、透明な食べ物の名前は」に対しては、急に「えっ?・・・」と言葉が出なくなりました。この「言葉が出なくなる」というのは、「知らない」のではなくて、「思い出そう」とする反応なのでしょう(根拠がない質問には、あてずっぽうで答えてくることが多いので)。数秒後に「かんてん」という答えが出ました。
ここまでは6月に話した内容なのですが、半年前の給食の時間に話した内容を、覚えていてくれたのがうれしく思えました。
続けて、今日のクイズ。
かんてんでつくるのは
① ようかん ② プリン ③ わらびもち
②は数名。前半のクラスは①が多数。後半のクラスは③が多数になりました。
「『ようかん』と似ているけれど、『ういろう』は別のもので固めているからね』と言ったところ、「ういろうって何?」という声。「それは、給食でういろうが出たときに説明しましょう」といって、教室を後にしました。
食べ慣れない食材はイメージが大切。1年生には簡単に、3年生には「かんてんが変身して、ようかんになるんだよ」と、短い時間ですが合計6クラスを回りました。