今回の調査で、多くの児童がデジタル機器の使用が目に何らかの悪い影響を与えることを理解していることが分かりました。その中で、半分以上の児童は何らかの対策をしていました。「暗いところで画面を見ない」、「専用の眼鏡をかける」、「ブルーライトカットフィルムを貼る」、「タブレットの画面を暗くする」等の対策です。

　続いて、講師としてお招きした株式会社ニデックの中根康弘様より、「ブルーライト」に関する講演をいただきました。
　デジタル機器で液晶画面をきれいに見せるためには、ブルーライトを強くする必要があり、ゲーム機やスマホのブルーライトの強さは、テレビの２倍近くの強さがあるということです。強いブルーライトを幼少期から浴びていると、加齢黄斑変性という病気の原因にもなるといわれているそうです。また、夜にスマホやゲーム機などからブルーライトを浴びると目がさえて、眠れなくなります。夜眠れなくなると生活リズムが崩れ、睡眠障害や精神障害の原因ともなります。最近のスマホには「Ｎｉｇｈｔ　Ｓｈｉｆｔ」というような、画面から出るブルーライトの量を小さくする機能が備わっているようです。夜にスマホやタブレットを使用する際はこの機能を利用するとよいとのことでした。また、画面の明るさを暗くするのもブルーライトの量を減らせるので有効だそうです。ぜひお試しを！！