平成29年度の西川端

2018/03/23

チューリップの変化 (西川端小学校の花23つづき)

| by 西川端小学校
 毎日観察していると、ちょっとした変化に気づくことがあります。先日3月16日に西川端小学校の花23として紹介したチューリップですが、その後の写真を見ると不思議なことがあります。下の3枚の写真を比べてみましょう。






 花の様子を見ると花がだんだん大きくなって開いていくように見えるかも知れませんが、実は順番通りではありません。③→②→①の順に撮影しています。では、なぜこんな違いが出たのでしょうか?
 考えてみてください。ヒントは地面の色です。



 
 実は、この違いはその日の天気と、写真を撮る時間で変わるのです。調べてみると、チューリップの花の開き方は気温で変わり、温度が下がると花が閉じて、上がると開くのだそうです。
 ①の写真は地面の色が黒っぽいですね。この日は雨が降っていて、昼間でも温度が上がらず花も開いていませんでした。
 ②は③の写真の次の日の朝です。③のように大きく開いた後ですが、気温の低い夜の内に閉じてしまい、まだ夜が明けて間もないので気温が上がっておらず閉じたままです。
 ③が晴れた日の昼間に撮った写真です。写真の右下に陰(かげ)が濃く写っていますね。暖かい昼間で、花も大きく開いていました。

 みなさんも、寒い日にはぎゅっとちぢこまって、じっとしているし、暖かくなると外で元気に走り回りたくなると思います。チューリップも同じなんですね。
07:51