平成29年度の西川端

2018/02/01

皆既月蝕(かいきげっしょく)

| by 西川端小学校
 昨日1月31日、夜の9時ごろから12時ごろの間に日本全国で月蝕がみられました。月蝕というのは、宇宙空間で太陽→地球→月の順に並んで、本来満月なのに月が地球の影の中に隠れてしまうので月が欠けてしまったり、完全にかけた後は逆に赤っぽい月が見えたりすることです。誰かご覧になった人はいるでしょうか?
 昨夜は、かけ始めから完全にかくれるまでの前半部分は良く見えました。なかなかピントが合わずうまく撮れませんでしたが、見なかった人は雰囲気を感じてください。

 まずは、夜の9時30分頃です。右上が満月の明るさです。


続いて10分後、ずいぶん欠けてきましたが、いつもの三日月や半月のようなかけ方とは違います。月の丸さよりもずいぶん直径が大きい円弧で、地球の直径の大きさが想像できます。


そしてまた約10分後、太陽の光があたっている部分はもうほんの少しです。その分、影になっているところが赤く見えやすくなったことがわかりますね。


そして10時過ぎ、地球の影に隠れて月には太陽の光は当たっていませんが、逆に全体がうす赤く見えるようになりました。

時間がたつにつれて薄明るい部分が右上から右横に移っていきました。


このあと、また月が出るころには雲が出たので、きれいな月を見ることはできませんでした。


「アストロアーツ」という天文関係のホームページに、2015年に鹿児島でとられた皆既月食の連続合成写真がありました。これを見ると、地球の影の形がよくわかり、月と地球の大きさの違いを実感することが出来ると思います。
07:55 | 今日の出来事