
四人がかりでやっと抱えられたそうな。ヒゲの太さだけでも手首ほどもあり、さすがの役人もびっくりじゃ。
「和尚、これでどうじゃ。明日からでもうめたてい」
大ナマズを抱えた四人が岸へ上がろうとしたときじゃった。突然に池の中から声がした。
「おこまー!おこまー!」
池の底から響いてくる地鳴りのようじゃった。すると、その声に答えるかのように
「オー」
と、大ナマズが叫んで、跳ねた。その勢いで、四人の家来は池の中にひっくり返る。すると東の空がにわかに黒くなって、ものすごい雷が鳴り響き、稲妻も走った。
「ピカッピカッ、ゴロゴロゴロ…」
大ナマズの目は、稲妻の光よりも鋭く光り、口を開けると役人めがけて飛びかかろうとする。大ナマズが今にも役人を一のみにしようとした時、竜天和尚が念仏を唱えて、自分の袈裟を役人めがけて投げつけた。袈裟はうまいぐわいに役人の身体をすっぽり包んでな。すると、不思議なことに大ナマズの姿はたちまち消えてしまったそうな。
それで立田村では、ちゃんとした田んぼでの蓮根栽培が許されたとさ。
年末から放課などの時間を利用しながら、子どもたちが一生懸命に制作してくれた勝幡駅前のタイル画です。作品の展示を通して、多くの方々に立田地区の昔話を知ってもらうとともに、子どもたちの自分たちが生まれ育った地域への郷土愛を感じ取ってもらえればと思います。