

昨日は、「月」のお話をしました。昨晩は満月がきれいに見られました。みなさんも観察しましたか?満月は別名「十五夜」とも言われ、十五日目の月にあたります。今日は、十六夜と書き、「いざよい」と読みます。いざよう、というのは古語でためらうという意味です。十六夜の月は十五夜に比べて30~40分ほど遅れて東の空から上がってきます。その遅い月の出の様子が、月を待っている貴族たちには、まるでためらいながら上ってくるように思えたのでしょう。
さて、「月」は夜に見られると思っていませんか?そうです。昼にみられる月もあります。満月を過ぎると、月の出が遅くなってきます。つまり、月の入りも遅くなってくるので、明け方や朝に西~南の空に月が見えるようになってきます。明日から観測には適さない空模様が予報されていますが、気にかけて空を観察してみてください。