帰りのSTの最中に突然大地震が起こったという想定で、避難訓練を行いました。
防災リーダー(生徒)が立案・計画し、引率も自分たちの手で行うという、初の試みでした。
地震発生の放送と同時に、全員が一斉に机の下にもぐり、頭や首筋を守ります。この間も、各クラスの防災リーダーが「頭を守って」と声をかけていました。
揺れがおさまったところで、すぐに安全な場所に移動します。各クラスの防災リーダーが声をかけて、クラス全員を整列させ、屋外に避難しました。
運動場へ避難しようとしましたが、液状化現象で避難できず。体育館駐車場へ避難場所を変更します。ところが、大津波警報が発令され、急遽立田庁舎の屋上へ避難することになりました。みんな防災リーダーの指示を静かに聞いています。
避難場所を移動している最中に大きな余震が発生。すぐにシェイクアウトの姿勢をとります。
液状化現象が起こりそうな道路を避けながら、防災リーダーが全員を誘導します。やや急ぎ足で立田庁舎をめざします。
立田庁舎の屋上への階段は狭いので、一列に並びなおしてのぼります。ここでも、防災リーダーが適切な指示を出していました。
屋上にたどり着いたクラスから、防災リーダーが人員を確認して教頭先生に報告しています。全員のぼり切るまで時間がかかりましたが、みんな静かに待つことができました。
全員の避難が確認できた後、防災リーダー長が講評を話しました。
初めての試みでしたが、防災リーダーの指示をよく聞いて、全員が真剣に取り組み、とても上手にできたと思います。あらためて生徒のパワーを感じました。事後の反省では、「防災リーダーのおかげでみんなきちんとできた」「防災リーダーまかせにせず自分で考えてできるようにしたい」「スリッパでの移動は危険ではないか?」「指示が分かりにくいものがあった」など、防災リーダーへの感謝の気持ちや次の訓練に向けての改善点がしっかり書かれていました。