愛西市立佐屋中学校
 

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2017/03/24

1・2年生  修了式の話

| by 佐屋中学校


 春になって、道ばたにつくしが顔を出しました。つくしはスギナと同じ地下茎が親です。つくしはいきなり現れたのではありません。寒い冬を越え、土のなかから一生懸命顔を出したのです、そして太陽の光や雨の恵みを受け、徐々に成長し、そして道ばたにつくしは整列したのです。スギナの地下茎がないところにつくしは出ないのです。
 みなさんの中に勉強や部活動に一生懸命に取り組んでも、思うような結果につながっていない人がいるならば、「今はまだ土の中、もうすぐ頭を出すぞ」と頑張ってほしい、そう思います。

 今日は、修了式。先ほど、修了証を渡しました。
新しい気持ちで新しい学年をスタートするために、自分を振り返る節目の日です。
この1年間、いろいろなことがありました。勉強に運動に、そして様々な行事を通して、一人一人が大きく成長できたと思います。
 行事と言えば、3月3日、卒業式があり、3年生が巣立っていきました。
卒業してからの3年生の人たちはというと、卒業までに進路の決まっていた人もありましたが、多くの人は、次の週に、それぞれ第一志望、第二志望の2つの公立高校の入学試験を受けました。そして、先週、その合格発表がありました。

 さて、1年後の今日、あなたは何をしていますか。
1年後の自分を想像してみてください。
今2年生のあなたは、1年後の今日、どこで、何をしているんでしょうか。
今2年生のあなたは、1年後の今日、もうここにはいませんよね。
卒業していった3年の先輩たちのように、卒業して新しい進路に向かって、それぞれがそれぞれの道に向かって出発をしているはずです。
代わりに、1年生のあなたたちが最高学年として2年生の場所にいる、・・・
そう考えると不思議な気持ちになります。

 部活動の話をしましょう。
部活の夏の大会までどれだけあるんでしょうか。
4月、5月、6月、7月中旬が大会ですから、もうあと3ヶ月半しかないんですね。 新3年生、新3年生にとっては5月には修学旅行や、前期のテストなどもあり、実際に部活動ができる期間は本当はもっと少ないのです。そして、夏の大会をもって3年間の部活動が終わり、引退します。 新2年生、新2年生は、あなたたちがその後の部活を引っ張っていくのです。
ですから、夏までに3年生から少しでも多くのことを学んでほしい。
そして技術と心を磨いて、4月に入学してくる新1年の頼れる先輩になってほしい。
「あんな先輩のようになりたいな」、そう思われる上級生であってほしい。

 今は部活の話をしましたが、勉強や学校生活も同じこと。
ここにいる一人一人が目標を持って、気持ちを引き締めて頑張っていかなければなりません。
時間は待ってはくれませんからね。・・・
最後になりましたが、修了式は節目の日であると言いました。
明日から春休みになりますが、部活にしろ、勉強にしろ、目標を持って、きちんと過ごしてください。そして、4月からの新しい学年のスタートが素晴らしいものになるよう、心の準備もしておいてください。

                                            以上で終わります。


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