愛西市立佐屋中学校
 

校長室から

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2024/04/05

R6年度入学式

| by 佐屋中学校
  

 満開の桜の花が皆さんの入学を祝っています。この明るく希望に満ちた春に、大いなる期待をもって本校に入学される162名の皆さん、入学おめでとうございます。
 いよいよ今日から3年間の中学校生活が始まります。これからの3年間は、長い人生の中で最も成長の著しい時期となります。そのスタートにあたり、皆さんに是非とも心がけてもらいたいことを2つお話しします。
 1つ目は「自分なりの大きな夢を持ち、しっかり学ぶ生徒になろう」ということです。これから皆さんは、自分が将来何をやってみたいのかを見据え、その気持ちを大事に育てていってください。スポーツ選手を目指す人、看護師・公務員・プログラマー等を目指す人。自分なりの大きな夢を持ち、その夢を実現させるための本物の勉強を頑張ってください。たとえ具体的に見つからなくても、夢を探す努力を重ねてほしいと思います。皆さん一人一人が素晴らしい素質と可能性を持っています。自分自身の価値を知り、それを磨き続け、努力をする生徒になってください。
 2つ目は、「人間関係づくりの練習をたくさんしよう」ということです。中学生にとって、勉強や委員会活動、部活動などを通した、友達や上級生、下級生とのつきあいは、とても大切なものです。成長するにしたがって、お互いに自分と異なる個性を受け入れたり、それぞれのよさを認め合ったりできるようになってきます。ある時は努力や我慢も必要ですが、経験を重ねながら、人との好ましい関わり方を身につけていってほしいと思います。
 以上、2つのことをお話ししました。佐屋中学校での3年間が、皆さん一人一人の未来に繋がる大切な時間となることを願っています。
 さて、保護者の皆様に申し上げます。改めて、お子様のご入学おめでとうございます。本校では「時を守り、場を清め、礼を正す」を合言葉に、教職員が一丸となって「人づくり」に取り組んでいます。私たち教職員は、生徒の限りない可能性を信じ、生徒の力を最大限伸ばし、生徒が夢と志をもつように全力を挙げて教育活動に邁進いたします。どうか、皆様方の温かいご理解・ご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げまして、式辞といたします。

                                  令和6年4月5日
                                        愛西市立佐屋中学校長 吉次 章浩



13:48 | 投票する | 投票数(0)
2024/03/06

R5年度卒業式式辞

| by 佐屋中学校

  
 

 一雨ごとに暖かくなり、冬の寒さも少しずつ和らいできています。冬の名残を感じながら、春の訪れを待っていた草花に、命の力強さを感じる季節となりました。

 今日の善き日に、佐屋中学校を巣立っていく171名の皆さん、「卒業おめでとうございます」

  皆さんにお渡しした卒業証書は、義務教育の全課程を修了した証であると同時に、皆さんを様々な面で支えてくださったご家族の方に対する感謝の証でもあります。どうか、お家に帰ったら、感謝の気持ちを自分の言葉で伝え、家族の皆さんに卒業証書を渡してください。

 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。義務教育の9年間、そのなかには、語り尽くせない多くの喜びと、多くのご心配・ご苦労があったことと思います。今日のこの晴れ姿をご覧になり、感慨もひとしおのことと存じます。これまで3年間にわたり、本校の教育に対して、ご理解ご協力をいただき、お子様の成長のため、ともに力を合わせて進むことができましたことに、厚くお礼申し上げます。

 これから、新しい環境で、また様々な困難に出会い、迷ったりくじけそうになったりすることがあると思います。どうぞこれまで以上に、お子様を温かく見守り、支え、励ましていただきたいと思います。お子様が健やかにたくましく成長されますことをお祈り申し上げます。

 さて、卒業生の皆さん。皆さんと私はわずか1年間のお付き合いでした。そのわずかな期間に、皆さんの良いところをたくさん見せてもらいました。皆さんは、佐屋中学校の最上級生として、自覚と責任をもった素晴らしい活動をして、立派な成果を上げてくれました。 

 普段の授業はもちろん、学校祭などの行事や部活動・委員会活動で、常にひたむきに頑張る姿、一生懸命な姿を見せてくれました。

 特に、生徒会活動では、校則の見直しについて、皆さんが入学した直後から当時の上級生と連携し、議論を重ねてきました。全校アンケートや地域の方への調査活動を行うなど、卒業までの3年間かけて、見直し案を吟味し提案し、実現に向けて尽力してきました。改正は次年度からのスタートとなりますが、次世代の佐屋中生のために、確かな足跡を残してくれました。実現に向けて、生徒会役員の貢献度はもちろん大きいと思いますが、3年生全員が3年間で築き上げてきた実績から教職員や保護者の皆様・地域の方々そして下級生との信頼関係につながったことがたいへん大きいと感じています。

 また、今年度から始まった東北地方を含む3泊4日の修学旅行でも素晴らしい姿を見せてもらいました。皆さんの礼儀正しい振舞、きまりや時間を守り進んで行動できる姿、熱心に聞き入りメモを取る姿などについて、教育委員会の方々や現地でのガイドボランティアの方々はじめ、多くの皆様から称賛の声をいただきました。新しい形での修学旅行の先駆者として、下級生に引き継げるとても良い貢献をしてくれました。何事にも率先して取り組む、下級生にとって見本となる皆さんの姿に、頼もしさを感じました。

 明るくたくましく成長した皆さんは、この佐屋中学校の大きな喜びであり、誇りです。今、新たな決意をもって上級学校へ進学する皆さんに、最後のお話をさせてください。

 皆さんは、修学旅行で東北地方を訪れ、東日本大震災を通して、防災について多くのことを学んできました。気仙沼市の遺構・伝承館では、震災のわずか10日後に挙行された階上中学校の卒業式の様子が映し出されました。皆さんと同じ15歳の卒業生代表が「苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、これからの私たちの使命」と涙ながらに語る様子は、とても印象深かったことと思います。多大な犠牲を払い、絶望的な状況の中で、「天を恨まず」と言えた中学生のなんと立派なことか。困難な状況を受け入れて、それに耐え、謙虚に力強く生きようとする決意を強く感じました。

 その修学旅行からわずか半年後、今年の1月に能登半島地震が起きました。住んでいた家や家族、財産を目の前で失い、呆然とする人々の映像などから、私たちは大きな衝撃を受けました。でも、もっと驚いたのは、その地獄のような惨状からわずか一1か月ほどの間に、人々が復興のために前向きに生きていこうと努力を始める姿を目の当たりにしたことです。そうしたニュースに触れるたびに、極限に置かれた人間の心の強さ、偉大さに感心するばかりです。

 これから、皆さんの長い人生では、たくさんの喜び、そして、様々な苦しみや悲しみが待ち構えてます。大勢が一度に被災する天変地異だけでなく、時には皆さん個人が被る苦しみ、悲しみもたくさんあることでしょう。そうした状況に陥った時に、辛い出来事を乗り越えてきた先人たちのように、「現実をしっかり受け止めて、前に進もう」と自らを奮い立たせ、前向きに力強く生きていってほしいと心から願っています。「時は確実に流れています。生かされたものとして、顔を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、正しく、たくましく生きていかねばなりません。」先ほどの、階上中学校の答辞の中の一文です。

 佐屋中学校を巣立つ皆さん、4月からぜひ胸を張り、自信をもって、力強く一歩を踏み出してください。そして、新しい出会いを大切にして、充実した上級学校での生活を送ってください。

 名残は尽きませんが、皆さんの輝ける未来に、幸多からんことを心からお祈りして、式辞といたします。


                                        令和6年3月6日

                                              愛西市立佐屋中学校長   吉 次 章 浩



13:20 | 投票する | 投票数(0)
2023/04/10

令和5年度入学式 式辞

| by 佐屋中学校
   

           

 ついこの間まで咲き誇っていた桜の木々も、少しずつ蒼く輝き始めています。今年の春は駆け足でやってきました。この明るく希望に満ちた春に、大いなる期待をもって本校に入学される177名の皆さん、入学おめでとうございます。

いよいよ今日から3年間の中学校生活が始まります。これからの3年間は、長い人生の中で最も成長の著しい時期となります。そのスタートにあたり、皆さんに2つのことをお話しします。

1つ目は「自分なりの大きな夢を持ち、しっかり学ぶ生徒になろう」ということです。

これから皆さんは、自分が将来何をやってみたいのかを見据え、その気持ちを大事に育てていってください。スポーツ選手を目指す人、看護師・公務員・プログラマー等を目指す人。自分なりの大きな夢を持ち、その夢を実現させるための本物の勉強を頑張ってください。

たとえ具体的に見つからなくても、夢を探す努力を重ねてほしいと思います。皆さん一人一人が素晴らしい素質と可能性を持っています。自分自身の価値を知り、それを磨き続け、努力をする生徒になってください。

2つ目は、「人間関係づくりの練習をたくさんしよう」ということです。中学生にとって、勉強や委員会活動、部活動などを通した、友達や上級生、下級生とのつきあいは、とても大切なものです。成長するにしたがって、お互いに自分と異なる個性を受け入れたり、それぞれのよさを認め合ったりできるようになってきます。ある時は努力や我慢も必要ですが、経験を重ねながら、人との好ましい関わり方を身につけていってほしいと思います。

以上、2つのことをお話ししました。佐屋中学校での3年間が、皆さん一人一人の未来に繋がる大切な時間となることを願っています。

さて、保護者の皆様に申し上げます。改めて、お子様のご入学おめでとうございます。本校では「時を守り、場を清め、礼を正す」を合言葉に、教職員が一丸となって「人づくり」と「学力づくり」に取り組んでいます。私たち教職員は、生徒の限りない可能性を信じ、生徒の力を最大限伸ばし、生徒が夢と志をもつように全力を挙げて教育活動に邁進いたします。

どうか、皆様方の温かいご理解・ご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げまして、式辞といたします。

 
           
令和5年4月7日 
                                           愛西市立佐屋中学校長 吉次 章浩 



11:52 | 投票する | 投票数(1)
2023/03/07

R4年度卒業式式辞

| by 佐屋中学校
   
 佐屋中学校第76回生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 私は皆さんと過ごした3年間、毎日が新鮮でした。授業、部活動、学校行事など、今まで通りの活動を行うことはできませんでした。しかし、皆さんは「今まで通りできないならどうすればできるのか」「どうせやるなら、今まで以上にしていこう」と、考えて考えて創り上げていました。仲間と一緒に生き生きと活動する皆さんの姿を見ることは、とても楽しみでした。
 先日、「佐屋中学校は失敗しても大丈夫の言葉で、私はとても気が楽になりました」と、話をしてくれる人がいました。「やったことがないことにも挑戦することができました」「私は、恥ずかしくて挨拶が苦手でしたが、勇気を出して挨拶できるようになりました」と、伝えてくれる人もいました。前に進もうとする皆さんの姿が見られて、私は大変うれしく思いました。
 昨年度から環境整備でお世話になっている「日本を美しくする会」の鍵山秀三郎氏は、「幸せ」には3つの種類があると話されています。1つ目は、命を授かる、水が飲めるといった「何かをもらうことの幸せ」。2つ目は、自転車に乗れる、英語が話せるといった「何かができることの幸せ」。3つ目は、人を助ける、友だちの相談にのるといった「何かをしてあげることの幸せ」です。
 佐屋中学校で過ごしていると、3年生の皆さんは、頼まれごとにいつも気持ちよく対応してくれたり、困っていると助けてくれたり、作業をしていると手伝ってくれたりしていました。また、廊下ですれ違うと笑顔で挨拶してくれる人もたくさんいました。私は、皆さんから「もらう幸せ」をいっぱいいただきました。皆さんは、気付いていないかもしれませんが、してもらう側からしてあげる側になっていました。そういう皆さんを、とてもたのもしく、誇らしく思います。これからも、何かをしてあげられる人になって、自分もまわりの人も幸せにできる人になってください。
 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。お子様は、一つの活動を終える度に成長した姿がありました。コロナ禍でご来校いただく機会が少なく、見ていただけなかったことを大変申し訳なく思っております。できる限りタイムリーに、通信やホームページでお伝えしようと取り組んで参りましたが、いたらないこともたくさんあったことと思います。その都度、ご理解・ご協力いただくだけでなく、温かいお言葉で支えてくださいましたこと、心より感謝申し上げます。また、学校を支えるための様々なPTA活動やボランティア活動に、多くの皆様がご参加いただいたこと、大変心強く感じていました。ありがとうございました。保護者の皆様の姿を見て子どもたちは成長していきます。このような温かい地域で育った子どもたちの将来が楽しみです。これからもお子様の成長を応援していきます。
 それでは、卒業生の皆さん、自分を信じて一歩を踏み出してください。どこに行っても輝く皆さんの姿を佐屋中学校全教職員がずっと応援していきます。

          令和5年3月7日     
                                               愛西市立佐屋中学校長  赤田 由起江
13:41 | 投票する | 投票数(9)
2022/04/07

令和4年度入学式 式辞

| by 佐屋中学校

  
 1年生の皆さん、入学おめでとうございます。

 保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。

 今、世界では大変なことが起きており、不安を覚える人も少なくないかと思います。日本のトヨタ自動車の豊田社長は「今、いろいろな考えをもった人がいる世界で、何が正解かわからない時代を生きています。その中では一つの選択肢だけですべての人を幸せにすることは難しいことです。未来がどうなるかを予測することよりも、変化にすぐに対応できることが大切です」と語っていました。

 予測不可能な世の中を生きるためには、たくましく生きる力が必要です。そのためには、やったことがないことにも挑戦し、失敗をしたときはまわりの人に助けてもらいながら、少しずつ生きる力をつけていくことが大切だと思います。

 佐屋中学校では「自分たちの学校は自分たちの手でよりよくしよう」と、取り組んでいます。「失敗したときこそ、成長のチャンス」であり、「失敗しても大丈夫」な学校づくりをしています。また、昨年度からSDGsにも取り組み「誰一人取り残さない」というSDGsの全文にもあるように、困ったり、悩んだりしたときは、まわりの人たちが助けます。だから、1年生の皆さん、安心して一歩前へ踏み出してください。

 最後になりましたが、保護者の皆様、よりよい学校づくりを全職員、全校生徒で取り組んでいます。保護者の皆様にも「できるときに、できること」で構いませんので、ご参加いただけるとうれしいです。失敗できる環境の中で、子どもたちがのびのびと活動できるように、今後も学校・家庭・地域の連携を密にしていきたいと考えています。いたらないところがありましたら、改善していきますので、ぜひ、教えていただければ助かります。どうぞ、これからも学校教育にご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 では、1年生の皆さん、未来へ向かってスタートしましょう。

    令和4年4月 7日     佐屋中学校長   赤田 由起江


11:48 | 投票する | 投票数(10)
2022/03/03

第75回卒業式 式辞

| by 佐屋中学校

   
式   辞

 佐屋中学校第75回生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 3年前、入学式で「佐屋中学校は失敗しても大丈夫な学校です。だから、いろいろなことに挑戦してください。そして、自分たちの学校は、自分たちの手でよりよくしていきましょう」と話をしました。皆さんは、授業、部活動、学校行事に取り組むだけではなく「OKB(置き勉)プロジェクト」や、ボランティア活動など、数えきれない取組をして、すばらしい結果を出してきました。皆さんが生き生きと活動しているので、学校も輝いていました。私も皆さんの姿を写真に撮って、ホームページにアップするのがとても楽しみでした。
 もちろんうまくいくことばかりではなかったと思います。しかし、失敗から「どうすればうまくいくのか」と、必死に考えることで、勉強だけでは得られない知恵をたくさん身につけることができたことでしょう。また、仲間とうまくいかず、悲しい思いをした人は、悲しむ人の気持ちを理解することができ、寄り添う温かさを知ることができたでしょう。このような体験一つ一つで得たものは、決して誰にもとられることがない財産となり、将来、皆さんが困ったり、悩んだりしたときに、きっと役に立つことと思います。
 これからは、さらに一歩進んで、よりよい世の中をつくっていってください。今、世界は大変な状況にあります。決して他人ごとではありません。自分一人の力では何もできないと思う人もいるかもしれませんが、一人一人が平和な世界を願って行動していけば、必ず世界は変わってくることと信じています。そういう私も、世界平和を教育で行っていこうと教師になりました。今もその気持ちは変わりません。皆さんも、それぞれの道を進んでいくとき、自分の住む地域を愛するとともに、世界にも目を向けてください。自分が進んでいく未来は、自分で創っていくことができます。
 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。お子様は、中学校生活の中で、保護者の皆様の前では見せない姿がたくさんありました。コロナ禍でご来校いただく機会が少なく、本当に申し訳なく思っております。できる限りタイムリーに、通信やホームページでお伝えしようと取り組んで参りましたが、いたらないこともたくさんあったことと思います。その都度、ご理解・ご協力いただくだけでなく、温かいお言葉で支えてくださいましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。お子様が卒業されましても、何かありましたら、いつでも声をかけてください。
 それでは、卒業生の皆さん。これからも失敗を恐れず、様々なことにチャレンジをして、財産をつくっていっていってください。これからもずっと応援していきます。
  

   令和4年3月3日


                    愛西市立佐屋中学校長  赤田 由起江


13:18 | 投票する | 投票数(42)
2021/05/20

令和3年度入学式

| by 佐屋中学校
  
 1年生の皆さん、入学おめでとうございます。
 保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。
 1年生の皆さんの姿を見て、「今年度も入学式が迎えられること、生徒が登校して学校は生きた学校になること」を感じ、幸せな気もちを噛みしめています。
 さて、皆さんは、「幸せ」を感じることがありますか。「幸せ」とは、どういう状態のことだと思いますか。少し頭に思い浮かべてみてください。「お金がいっぱいあること」、「美味しいものを食べられること」、「友だちと好きなだけ遊ぶことができること」でしょうか。人それぞれ違いますね。私は「幸せ」とは、どんな状況にあっても、それを乗り越えることができる力をつけることだと考えています。力をつけるためには、練習することが必要です。だから、佐屋中学校は、いろいろな経験ができる「失敗しても大丈夫」な学校づくりをしています。今では、生徒の皆さん、先生たちも「失敗してもいいからやってみようか」との声が聞かれます。
 さあ、1年生の皆さん、やったことがないことにも勇気を出してチャレンジしていってください。きっと、十年後、二十年後の人生が変わってくると思います。困ったときは、ここにいる仲間、先生がいますので安心してください。

 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様が何かにチャレンジしようとしたとき、話を聴いてあげてください。そして、そっと後押ししてあげてください。どうぞ、これからも学校教育にご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。 

   令和3年4月 7日               佐屋中学校長   赤田 由起江


10:17 | 投票する | 投票数(3)
2021/03/03

令和2年度卒業式

| by 佐屋中学校

        式 辞
 3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 今年も卒業式を無事迎えることができたことをうれしく思うと同時に、保護者の皆様をはじめ、多くの方々のご支援・ご協力に感謝申し上げます。
 さて、皆さん、これは何かわかりますか。日本でも昔から様々なものに使われてきた竹です。竹には、節と呼ばれる固い部分がありますが「この節がなければいいのに」という人もいます。しかし、竹はこの節があるからこそ、多少のことでは折れることがありません。人も、何も問題がなく、悩みもないければいいように思いますが、それでは、将来、苦しいことに直面したとき、乗り越えることは難しくなります。だからこそ、皆さんには、様々なことに挑戦し、上手くいかなかった経験もしてほしいと「失敗しても大丈夫な学校」づくりをしてきました。そういう中で、皆さんは、いろいろなことに挑戦するだけでなく学校をよりよくしようと、厳しい状況の中でもあきらめず活動してきました。そのことからも、しっかりした節をつくることができたと確信しています。これからも勇気を出して、一歩を踏み出してみてください。そして、うまくいかなかったときは、まわりにいる仲間、先生、そして、ご家族の方がいることを忘れないでください。
 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。今年度は、学校に来ていただく機会が少なく、通信やホームページでしかお伝えできませんでしたが、私たち全職員、いつも三年生の皆さんから大きな力をいただいていました。これもひとえに、保護者の皆様のご理解、ご協力のおかげと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。    
 それでは、卒業生の皆さん、今後も丈夫な節を作っていってください。
  令和3年3月3日  
                    愛西市立佐屋中学校長 赤田 由起江
17:09 | 投票する | 投票数(20)
2020/04/21

令和2年度入学式

| by 佐屋中学校
 1年生の皆さん、入学おめでとうございます。

 保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。

 本日、入学式を開催できることを大変うれしく思います。しかし、明日からまた臨時休校となります。こういう予想不可能な事態が起きたときこそ、「何ができるのか」「自分にとってだけでなく、まわりの人たちにとっても最善の方法は何なのか」を考え、行動できると素晴らしいと思います。また、自分で考え行動することは、将来に向けて、一人一人がたくましく生きていく力をつける機会ともなります。

 そして、学校が再開したときは、勇気を出して、様々なことにチャレンジしてみてください。うまくいかなかったときこそ、成長のチャンスです。佐屋中学校は、安心して失敗したり、間違えたりできる学校づくりをしています。

 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様が何かにチャレンジしようとしたとき、そっと後押ししてあげてください。私たち教員もしっかりサポートし、一緒に考えていきます。 

 どうぞ、これからも学校教育にご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

 令和2年4月 7日 

                      佐屋中学校長  赤田 由起江


16:23 | 投票する | 投票数(5)
2020/03/03

卒業式式辞

| by 佐屋中学校

 3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 今年の卒業式は、格別なものとなりました。感染症の流行により、卒業式ができないかもしれないと言われたときは、「そんなことが起きるのか」と思いましたが、今までが当たり前過ぎて見えていなかったんだと気づきました。「ピンチはチャンス」そう思うと、様々なことに対して、何が大切なのかを見直す機会と捉えることができました。今回の卒業式では、「命」「安全」が最優先ですが、同時に、卒業生の皆さんが、「この佐屋中学校でよかった」「さあ、一歩踏み出そう」と、感じてもらうことを大切にしたいと考えました。「みんなが、がんばってきたことはやらせてあげたい」という3年生職員の思いをもとに、全校職員で考えました。卒業証書をもらう皆さんの姿を見ることができて、心からうれしく思いました。
 私は、皆さんが3年生になってからの出会いでしたが、修学旅行、部活動、学校祭等で、真剣に取り組む姿、簡単にあきらめない姿、縁の下からみんなを支える姿、失敗をして悔しがる姿、仲間と喜び合う姿など、いろいろな姿を見てきました。そのたびに、大きく成長する皆さんに出会うことができました。今回も急な変更もありましたが、不満を言うこともなく、堂々とした態度で臨むことができている皆さんを、とても立派に感じます。皆さんに出会うことができて、私たちはとても幸せです。
 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。中学校生活では、保護者の皆様の前では見せない姿がたくさんありました。できる限りタイムリーに、通信やホームページでお伝えしたいと取り組んで参りました。しかし、いたらないこともたくさんあったことと思います。その都度、ご理解いただき、支えてくださいましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 それでは、卒業生の皆さん。これからも失敗を恐れず、それをチャンスへと切り替えて、一歩を踏み出してください。いつまでも応援しています。
  

   令和2年3月3日

                                    愛西市立佐屋中学校長  赤田 由起江


15:19 | 投票する | 投票数(10)
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