1年生は今日の音楽の授業ではじめて「たんぽぽ」という歌を聴き、ＣＤに合わせて歌いました。歌った後、長坂先生が「なぜ、たんぽぽの花をあげるの？」とみんなに尋ねました。子ども達は「えー知らないよ。」と口々に答えました。先生は黒板にたんぽぽの絵を描き、地面の線を引きました。そして「みんなが見ているのはここだけど、この下どうなってるか知ってる？」と。子ども達はまた「知らない。」と。そこで、長い根っこの絵を先生が描くと子ども達は「すごーい。」と。「たんぽぽは長く根っこを伸ばして、とってもたくましく元気な花なんだよ。だからそんな花をあげたいという歌だよ。だからたんぽぽをあげるの、バラじゃなくてね。」と先生がお話をされました。この話の後、何度か「たんぽぽ」を歌いました。歌った後、女の子が「なんか元気が出たね。」と言いました。

　次は「ビリーブ」です。この歌は、保育園や幼稚園の時歌ったことがある子ども達が多く、「知ってるー。」「歌ったことあるよ。」という声が上がりました。先生が「ビリーブの意味が分かる？これは信じるっていう意味だよ。」と歌詞の中の言葉を赤ペンで囲みました。「誰を信じるの？」と尋ねると「友達」と一斉に子ども達が答えました。「そうだよね。友達が泣きそうになったら、黙って腕を取って‥。」と先生が動作化したところ、「えー黙って腕取ったら、少し怖いー。」という意見も。「そうじゃなくて、優しく一緒に歩いていくんだよ。」


　歌を歌うことは、音程に気を付けリズムに乗って歌うだけでなく、その歌に込められた思いや意味を理解し、心で歌うことの大切さを垣間見た素晴らしい時間でした。