愛西市立佐屋中学校
 

お知らせ

◆ 5月10日(金) 学校公開日「授業参観〔1~3年〕」「修学旅行説明会〔3年〕」「野外活動説明会〔1年〕」「部活動参観・懇談会〔1~3年〕」の開催について

 

お知らせ

◆令和6年度 愛知県中学校総合体育大会 地域クラブ活動の参加について②

 愛知県中小学校体育連盟からのお知らせです。内容に関する問い合わせ等は、文書に記載されている問い合わせ先へご連絡ください。

 R6愛知県中学校総合体育大会 地域クラブ活動の参加について②.pdf
 

お知らせ

【令和6年度 4月・5月の授業参観・説明会の開催日について(予定)】
 ・4月26日(金)授業参観 13:00 ~  学校説明会 14:05 ~  ※PTA総会 15:00 ~

 ・5月10日(金)学校公開(授業参観)
           2限  9:40~ 10:30
           3限 10:40 ~ 11:30      
           5限 13:45 ~ 14:35【3年:修学旅行説明会】
           6限 14:45 ~ 15:35【1年:野外活動説明会】
           部活動参観・懇談会
              15:45 ~ 16:45(懇談会 16:00~)
 

お知らせ

【新入生の皆様へ】
 ◆ 令和6年度 入学式および始業式について
  ・日 時:令和6年4月5日(金)  午前9時 開式
  ・会 場:佐屋中学校 体育館
  
  現在、ご案内の通りに実施いたします。
 

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2019/03/05

卒業式 式辞

| by 佐屋中学校

式 辞

 明るく柔らかな光が窓から差し込み、ようやく春の訪れを感じられる季節となりました。今日の佳き日に本校を巣立ちゆくみなさん、卒業おめでとうございます。
 愛西市会計管理者加納敏夫さま及び愛西市教育委員杉方南衣様、市議会議員の皆様をはじめ、多数のご来賓・保護者の皆様のご臨席をいただき、第72回卒業式を挙行できますことは、生徒、職員共々、この上ない喜びであります。ご臨席いただきました皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
 さて、191名の卒業生の皆さん。
 私が君たちと素敵な出会いをしてからはや3年、部活動や自然教室、立志歩行、修学旅行、学校祭など、折に触れ、そのたびに成長する姿を頼もしく見てきました。
 入学早々出かけた奈良県曽爾村での自然教室。感動的な発志式を経て小学生から佐屋中生としての自覚を高めました。「頑張って!」「もうすぐ頂上だよファイト」多度山頂まで歩いた立志登山。少し体力に自信のない子たちと一緒に歩いていた私たちに掛けられた多くの優しい励まし。立志合唱でも、3年生へ向けてのただならぬ決意を見せてくれました。奇跡の出会いもありました。「校長先生、ポリスミュージアムはどこですか」1千万の1の確率でしょうか、銀座で声をかけられました。「このままでは集合時間に間に合いません」修学旅行の班別分散研修で道に迷った班です。一緒に見学しました。ディズニーの集合時間が心配で速足で歩きました。そして間に合いました。たくさんの思い出があります。君たちとこの佐屋中学校で出会えて本当によかったと思っています。
 そんな君たちに私が話をするのも、いよいよ最後になりました。
 佐屋中学校では、先生と生徒、生徒同士の豊かな関係性を構築するため、さまざまな活動を通して、「仲間との絆」を大切にしてきました。お互いを理解し合う学校づくりの実現に努力してきました。その中心にいたのがあなた方3年生です。
 その中で、とりわけ私の記憶に深く刻まれているのは、部活動で活躍する姿です。それぞれの部活で、3年間の練習で鍛えられた君たちの姿はまぶしく輝いていました。今年の夏の佐屋中生も輝いていました。勝ち進む部が多く、私も西へ東へと応援に駆けつけました。最後の大会とあって後輩の応援にも力が入ります。今でもその声が耳に残っています。結果、相撲・柔道は全国大会に出場しました。東海大会・県大会に出場した団体・個人もありました。どの部活動も最高の活躍をしてくれました。
 続いて学校祭、練習から本番当日まで、暑かった夏、そして雨が多かった9月と、厳しい練習条件の中、君たち3年生は、共に手を取り合い、心を一つにしてやれば、ここまでできるのだということを、後輩への指導を通して後輩達に素晴らしい手本として示してくれました。応援合戦・合唱コンクール。まさに「チーム佐屋中」の躍動でした。
「we are the champions..my friends」私たちは勝利者だ。友よ。「we are the champions..my friends」今年大ヒットした映画、「ボヘミアンラブソディ」の中でフレディマーキュリーが高らかに歌い上げました。「私が」ではなく「私たちは」なのです。そしてチャンピオンにもフレンドにも「s」がついています。「私たちみんな一人一人が勝利者」なのです。私は映画を見ながら、佐屋中学校3年生の歌だと直感し胸が詰まりました。
 

  さて、卒業生の皆さん、お別れに当たり、これからの皆さんの人生の指針にしていただきたいことをお話しします。
「人間が進歩するためには、まず、第一歩を踏み出すことである。長い目で見れば、人生には無駄がない」これは、自動車メーカー「ホンダ」の創始者である本田宗一郎氏の言葉です。宗一郎は見習いの職人からスタートし、人の何倍も努力し世界的な自動車メーカーを作り上げました。その宗一郎が「進歩するためには、まず、第一歩を踏み出すことだ」と日頃から社員に言っていたそうです。何かをしようとする時、「失敗したらどうしよう」とか「無駄になるかもしれない」と考えて「やろうか」「やめようか」迷ってしまうことがあると思います。その時は、失敗を恐れず、ぜひやってみるという方を選んでほしいのです。結果として失敗に終わることもあるかもしれません。でも「失敗から学ぶ」ということもあります。本田宗一郎は「人生には、無駄がない」といっています。失敗を失敗に終わらせるのではなく、失敗から学ぶことができれば、決して無駄ではなくなると思います。もう一度言います。「進歩するためには、まず、第一歩を踏み出すことである。長い目で見れば、人生には無駄がない」
  
 新しい歴史は、やがて君たちが創りあげていく責務を負っています。この四月からは、それぞれが新しい場所で出発をします。まだまだ学ばなければならないことがたくさんあります。広い視野に立ち、心を広げ、身体を鍛えていかなくてはなりません。
 そして、佐屋中学校の卒業生として、それぞれの夢をめざして、どうか胸を張って一歩ずつ進んでいってください。
 それでは、卒業生の皆さん。君たちの明日からの前途に幸多かれと祈り、悔いの残らない確かな一歩を踏み出してくれることを願いながら、式辞といたします。

  


   平成31年3月5日
                                                        愛西市立佐屋中学校長 湯澤裕幸


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