愛西市立佐屋中学校
 

校長室から

校長室から >> 記事詳細

2017/12/04

朝礼 相手の立場になって行動する

| by 佐屋中学校

おはようございます。

今日は、みなさんと「後出しじゃんけん」で遊んでみたいと思います。「じゃんけんポン!」と言いながら私が手を出しますから、皆さんはその後に手を出して5回連続で勝ってください。ではやってみましょう。次に、列の前後でやってみてください。最初は前の子が先に出す人…。後出しで相手に勝つのは、とても簡単ですね。

 では今度は「後出しじゃんけん」で5回連続で負けてください。次に、列の前後でやってみましょう。 どうですか。今度はちょっと難しいですね。なぜ難しいのでしょう。

私は2つの大きな理由があると思います。
①「いつもはやらないことだから」です。じゃんけんをするときは、無意識に相手に勝つことを考えますが、負けることは考えないでしょう。だから難しいのです。

②じゃんけんで何を出すかを決める前に「一度、相手の立場に立って考えなければならないから」ではないかと思います。

「いつもやらないことをやること」「相手の立場に立って考える事」は難しいことだと思います。

 でも、私はこれを皆さんに普段からやってほしいと思います。例えば公園で遊んでいる時に見つけたゴミ、どうしますか?「このままだったらみんな嫌な気持ちになるだろうな。ゴミ箱に捨てておこう」という発想です。電車にのっていたら、お年寄りが乗ってきて席がない。「こちらの席にどうぞ」と言って席を譲ることです。友達が意地悪されて悲しい顔をしていたらその相手に「やめろよ」といえることです。  人によっては、普段はやらないことかもしれません。ちょっと勇気がいることだと思います。だから、日頃から勇気を出して、正しいと思うことを実行する練習です。 心の中で相手のことを思うだけ、相手のことを気遣うだけでは十分ではありません。是非行動で表せるよう努力しましょう。

  有名な言葉があります。テレビのコマーシャルでも流れていました。

「心は見えないけど、心遣いは見える。思いは見えないけれど、思いやりは見える」とてもいい言葉だと思います。皆さんの「心遣い」や「思いやり」が見える。そんな学校になるといいと思います。

            以上で話を終わります。


13:11 | 投票する | 投票数(3)