皆さんも感じていると思います。日差しが変わってきました。
春はもうすぐそこまで来ています。いよいよ明日が卒業式ですね。
卒業式は義務教育９年間、最後の行事です。
明日、皆さんの胸の中には、どんな思いがあふれるのでしょうか。

　卒業の証に、卒業証書を一人ずつ渡します。
中学校３年間の思いが詰まった卒業証書です。
うれしいこともありましたが、苦しいことも、辛いことも、ありましたね。
でも、その思いは、あなただけのものではありません。
育ててくださったお父さん、お母さん、家族。お世話になった先生、一緒に頑張った友達、そのほか本当にたくさんの人たちの思いが詰まっています。

　一期一会（いちごいちえ）という言葉があります。
「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度とは巡っては来ない、たった一度きりのもの。 だから、このときを大切に思い、心を込めて精一杯のことをしましょう。」そういう意味で用いられます。
一期一会。
　明日の卒業式、一生に一度きりのものです。どうか、名前を呼ばれたら、凛とした姿勢で、立派な返事をしてください。そして、たくさんの人の思いの詰まった卒業証書を堂々と受け取ってください。それから、合唱にも期待しています。あなたたちの声や姿を、心に刻み、その成長を心から喜んでくださる人がいることを忘れないでください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上で私の話を終わります。