2年生に「身近な病気“がん”について考えよう」というテーマで、がん教育を行いました。2人1人は、「がん」にかかり、日本の死因第1位の病気です。がんについては、保健の教科書や、飲酒喫煙防止教室の中で学ぶ機会はありますが、今回のように1時間、がんという病気を自分事としてとらえる授業は初めてです。
定期検診を受けることで早期発見・早期治療につながり、予防接種(子宮頸がんワクチン)を受けることで予防できるがんがあることを学びました。この授業で、もっとも特徴的なのは、「未完成マンガ」を使ったワークです。がんにかかってしまった人の気持ちになり、どのように声をかけてもらいたいかを考え、マンガの吹き出しに、セリフを入れていきます。そして、ペアでセリフを言い合う体験しました。中学生の自分が今できることは?と質問したところ「家族に検診をすすめる」「家族にタバコを吸わないように言う」「規則正しい生活をする」など、本当にうれしい言葉を聞くことができました。死につながる怖い病気の側面だけでなく、自分の行動決定により、予防ができる、早期発見できる病気ということを実感することができたと思います。
