先週金曜日の6時間目には、1年生の総合的な学習の時間を使って養護教諭が「心の授業」をしました。

本校では「ダイバーシティを尊重した学校づくり」を教育重点目標にして、例えば性別によらない名簿の使用、体育の男女共修、校則や役割に関する性別指定の廃止などを推進しています。こういった見直しを教育環境づくりの基盤にしつつ、子どもたちに「ダイバーシティを尊重する」心情をいかに育むかを考えてさまざまな角度から働きかけを進めています。
今回の授業では、ペアワークやグループ活動を通して「心の中身や考えるイメージは、人によって違いがある」「お互いの思いを伝える方法について」「違いがあることを認める大切さ」等について、少しでも子どもたちが実感をもって気付く機会となることをねらいとしました。



どの子も楽しく盛り上がりながらも、大切なポイントについて考えを巡らせる様子が見られました。この授業をきっかけにして「違いがあるお互い」を認め合う心が育っていってほしいと願います。

授業の後半では、「多様な性」や「LGBTQ」などのワードが盛り込まれていましたが、今回の授業は「ダイバーシティを尊重した学校づくり」のまさに「導入」ともいえる授業でした。これから3年かけて少しずつ「多様性を尊重する」心情を育むことで、いろいろな考えの仲間同士が互いを尊重し合って過ごす学校へと、この1年生の子たちがどんどん高めていってくれることを楽しみにしています。