今日から、毎朝行っている体幹トレーニングの新しいバージョンが始まりました。
以前、中京大学名誉教授であり、日本のスポーツ科学者の湯浅景元先生の講演を聞きました。医学博士でもあり、浅田真央さんや室伏広治さんなど多くのオリンピック選手の指導に関わられた方です。その時に、今のトレーニング理論は、昔のように重いトレーニングを長時間、毎日するのではなく、短時間のトレーニングでも効果があり、一週間に2~3回でも効果があると聞きました。
ならば、「草平体幹体操も、2種類の運動を交互に実践すれば、その効果は2倍になるのでは?」と思い、先生方に考えてもらって草平体幹トレーニング2を作りました。今までと同様、椅子に座ったままで5分程度で行えるものです。
今までの体操は、放送のみで流していましたが、動きをしっかりと子どもたちに伝えるために、動画を作成し各教室でプロジェクターを使って行いました。若い先生が多いと、こんな取組もフットワーク軽く行ってくれます。しかも正面、右、左と三方向から動きが分かるように作られています。1年生の子どもたちも、映し出される映像を見ながら、一生懸命に取り組んでいました。
内容は、①首のストレッチ ②足首回し ③骨盤転がし ④座ってウィーキング ⑤ヒップフロート(椅子の横に手を置き、手で支えながら体を浮かす) ⑥膝と手の押し合い です。いつもの「体操」よりも少し「トレーニング」の要素を多く含んでいます。意外にも「ヒップフロート」ができている子どもたちが多く、びっくりしました。
初めて行った1年生は、「体がやわらかくなった感じがする」「気持ちよかった」「もっとやりたい」と感想を担任の先生に伝えていました。
こつこつと毎日積み重ねていくことで、体幹の強い生涯にわたる健康の基礎づくりができたらなあと思っています。

