
ご飯 牛乳 中華飯 いかとえびのチリソース きゅうりの香り漬け いよかん
60年以上も前ですが、NHKの「今日の料理」でレシピを披露してくれた2人の巨匠、中華料理の陳建民さん(A)と、西洋料理の村上信夫さん(B)。この2人の写真を印刷して、5年生の教室を訪問しました。
「今日のチリソースの料理を日本に広めたのは、どちらのコックさんでしょう」。挙手が多かったのは、間違いのBでした。
「正解はAです。この人は料理の番組で、よくこのように言っていたそうです。『私の作る料理は少し〇〇あるよ』。①うそ、②くせ、③かど」。正解は①の「うそ」ですが、多くの人は②の「くせ」を選びました。
「おいしいうそだからいいでしょう」と語り、四川料理にケチャップを使うような自由な発想で、日本人に合うような多くの料理を紹介してくれた陳さん。
帝国ホテルの総料理長の立場でいながら、「日本一の料理はお母さんが作る料理ですよ」と語り、ホテルの洋食を家庭で作れるようにアレンジして紹介してくれた、村上シェフ。
料理人さんの修業は、洗い物から始まる。昔は先輩から渡される鍋に残っているソースをなめて、料理の味を覚えようとした。しかし、多くの先輩たちは、ソースの味を盗まれないように、洗剤をぶちまけてから、鍋を渡していた。そんな時代・・・。
テレビで、全国の人に、ただで、自分が苦労して身につけた知識や技術を教える。それは、周りの料理人から見れば、ありえないことだった。
「日本では、気軽に(その気になれば家庭でも)世界の料理を楽しむことができます。そんな食文化となったのは、この2人のおかげかもしれません」。
少しオーバーな表現になりましたが、あながち嘘ではないと思うのです。