2週間という短い夏休みが明けましたが、まだまだ秋の到来を感じるにはほど遠い35度を超える最高気温予報が出る「酷暑」の中、今日から授業が再開しました。朝からの暑さのせいか、少し重い足取りで登校する子もいたように思いましたが、教室に入る前の「健康チェック」では特に体調に不安を感じる子もおらず、また欠席者もほとんどいない順調な再開ができました。


登校した多くの子たちは、休み中の生活について「2週間、1回もエアコン切らずに生活したー」「どこも出かけることがなかったから、めちゃ暇だった」など、久しぶりに友達に会えて嬉しそうな様子で、しかし例年と違って少し寂しい夏の生活について話をしていました。この内容からも、それぞれのご家庭が休み中に不要不急の外出を避け、感染症対策をしていたことが伝わってきました。その甲斐もあって、今のところ本校に関係する感染の情報もなく、今日からまた落ち着いて学校生活が再開できます。
子どもたちが登校した教室には、みんな会うのを心待ちにしていた担任の先生からのメッセージが書かれているクラスもありました。「また学校かー」と重かった気持ちの子が、先生たちの「愛」で、少しでも軽く、前向きになってくれたら何よりです。



今日の1時間目は、それぞれのクラスで学級活動を行いました。普段の生活で何か困っていることはないか、学校再開にあたって何か気になっていることはないかを聞く「生活アンケート」を、全生徒を対象に実施しました。さらに、このアンケートの回答を基に、明後日から全生徒と担任が「教育相談」を行う予定をしています。こういった活動をきっかけに、悩み事を抱えている子の助けに少しでもなれたら、そして日々の生活が前向きに送れる助けになれたらと願っています。

また、学級活動では、とっても少なかった宿題の回収、休み中の生活についてクラスの仲間と共有する時間なども、それぞれのクラスで設定していました。2週間という短い休みではありましたが、極力人と会わない生活をしていた人も多かったと思います。こうやって少しずつ、集団生活のリズム、楽しさ、大変さを思い出してくれたらと思います。
ちなみに、今日は2時間目から5時間目まで、早速給食も再開して通常の授業も始まりました。授業中にうちわや扇子でパタパタと顔や体を扇いだり、水分補給をしたりする様子も見られましたが、熱中症と感染症の両方への対応をしながら体調に十分気をつけつつ、無理なく生活リズムや心身の回復をしてくれたらと思います。
特にこの1週間、子どもたちは疲れて家に帰ってくることと思います。ご家庭でも、十分な睡眠と栄養の確保にご協力をお願い致します。