今日は5時間目に、避難訓練と防災教室を行いました。
緊急地震速報が入り、机の下にもぐって身の安全を確保します。その後、地震によって理科室から出火したので、運動場に避難するという想定での訓練でした。
避難の指示から3分47秒で全校児童が避難を完了しました。消防署の方から「静かに早く避難できていて、すばらしい」とお褒めの言葉をいただきました。校長先生からは、「自分の命は自分で守る」1・2年生は、「命を守る」ための煙中体験をします。命を守れた3・4年生は「被害を最小限にする」初期消火の体験を、5・6年生は「人の命を助ける」ための応急処置・心肺蘇生法を体験するので、しっかり学んでほしいとお話がありました。
1・2年生は、第2会議室の長机を迷路のようにして、煙で周りが見られない状況の中、低い姿勢で入口から出口に向かう体験をしました。「本当の煙はこんな甘い匂いではなく、真っ黒のすごい匂いの煙が出るんだよ」と消防署の方に教えてもらいました。出口から出てきた子どもたちは、せき込んだりして煙の恐ろしさを感じていました。
3・4年生は、運動場で初期消火の練習をしました。水の入った消火器で、炎の絵が描いてある的やプロペラに向かって、水をかけました。的にピンポイントに水をかける難しさと、思っていたよりも火の近くに行かなければならないことを知って、びっくりしていました。
5・6年生は、AEDを使った心肺蘇生法や、応急処置について体育館で体験学習をしました。心臓マッサージをするときに、あばら骨がかなり沈むくらいの強い力で押さなければならないことを知り、「骨が折れたりしないのかな」と心配そうにしていましたが、一生懸命に取り組んでいました。
どの体験も実際に使うことがなければよいのですが、本当に必要な時に今日学習した知識や体験が役に立ってくれるといいなあと思います。