今日の午後、愛西市福祉協議会のご協力をいただきながら、4年生で福祉実践教室を行いました。
コロナ禍での実施なので、例年のような体育舘での全体の開校式は行わず、「車いす体験」「手話体験」「視覚障がい者ガイドヘルプ体験」の三つのコースに分かれて、それぞれの会場で開校式を行いました。
車いす体験では、まず、実際に友達が乗った車いすを押す体験をしました。足を置く台を出したり、押すときも「前に動きます」「段差を乗り越えます」「止まります」などと声をかけながら押してあげることが大切だと教えてもらいました。また、自分で車いすに乗りながら動くと、マットのような小さい段差を越えるのにも、結構力がいることも分かりました。また、車いすの人から、「こんな時にはこんな助けをしてほしい」と教えてもらい、普段の生活では気付けない心遣いを学びました。
手話体験では、口元の動きがとても大切なので、マウスシールドを付けて講師の方の話を聞いたり、手話の練習を行いました。手話を確実に身に付けていなくても、身振りや、口の動き、表情でも思いを伝えあうことができることも分かりました。
ガイドヘルプでは、目の見えない人の不自由さや、街で見かけた時に助けてほしいことなどのお話を聞いた後、実際にアイマスクを付けながら、友達とガイドヘルプをし合いました。普段生活している校舎内でも、アイマスクをすると本当に怖いということが分かったようです。盲導犬も見て、目の不自由な人にとって、大切なパートナーであることも実感しました。
限られた時間でしたが、とても貴重な経験ができたようでした。子どもたちが学校外で困っている人を見かけた時に、「何かできることはありますか?」と声をかけることができる人になって欲しいと思います。一人一人がお互いのちがいを認め合って、助け合って生活できる社会を作れると良いですね。
赤い羽根募金ですが、明日も行います。ご協力をよろしくお願いします。



