今日は、3年1組で道徳の研究授業がありました。
本校は、以前にもお知らせいしましたが、特別の教科道徳の研究を全校体制で進めています。そのため、年間に何時間か研究授業を行い、「主体的で、対話的で、深い学び」や「議論する道徳」に近づくために、どう工夫して授業実践していくかを職員全体で学んでいます。
3年1組の授業は、「花の気持ちになって」という主題で、自然愛護をねらいとしたものでした。主人公の「わたし」が5月に植えたサルビアを一生懸命育てていたのですが、雨の多い6月になって水やりをしなくてもよい日が続き、7月の暑さを言い訳に水やりをさぼるようになってしまいます。お母さんにサルビアの花がしおれてしまっていることを知らされ、びっくりして日が照りつける時間に水やりをしようとしますが・・・・。「こんな時間の水やりは、かえって花を傷めることになるのよ」「お花の気持ちになってごらんなさい」と言われます。その言葉で、花の世話をするときに大切なことに気付いたわたしは、夏休みなると毎朝欠かさず水やりをします。するとサルビアは元気を取り戻し、赤い花を次々と咲かせました。まるで、わたしに「ありがとう」と言っているように。という内容のお話です。
導入で、3年生の理科でホウセンカやモンシロチョウを育てた写真を掲示し、その時のことを思い出させながら授業を進め、子どもたちからは、多くの意見が出ました。
湿度が高くじめじめしていたり、他の教室の授業の声も聞こえたりする中でしたが、子どもたちは集中して先生の話にしっかりと耳を傾け、考えたり意見を発表したりしていました。主人公のわたしに、自分を重ね合わせながら、動物や植物を世話するときに大切なことについて、一生懸命に考えることができました。
先生方にとっても、とても良い学びあいの場になりました。これからも、お互いの授業を見せあいながら、力量向上を目指していきたいと思います。