夏休みに入った初日。まだ梅雨空が広がっています。
今日は通学団プールもないので、現職教育校内研修会を行いました。
今年度の中心の研究である「器械運動」ですが、体育の専門ではない先生方は、いろいろな悩みや疑問をもっていました。
・前回りをして立つときに、手をついてしか起き上がれない子どもが多い
・後ろ回りの時に、手が崩れてしまう子が多い
・倒立系の技を教えるときのコツは?
・跳び箱の、開脚跳びの時の補助の仕方を知りたい 等々…
そんな悩みや知りたいことを、みんなで解決したり身に付けたりしようという研修会です。湿度の高い日でしたが、みんな運動のできる服装に着替え、飲み物とタオル、筆記用具を準備して体育館に集合しました。
けががあってはいけませんので、準備運動もしっかりと行いました。
はじめにマット運動での、研修をしました。「ゆりかご」の基本を押さえた上で、「おしりを浮かせた形で行うゆりかご」で、回転系の技のスピードの緩急を身に付け、うまくできるようになるとそのまま後転につながることを体験したり、後転の時の手をパーではなくグーでやってみたりして、実際にやりながらコツなどを確認し合いました。また、倒立系の技の基本や、体(体幹)の締め方、補助の仕方なども確認できました。
後半は、跳び箱の踏切板の効果的な使い方や、開脚跳びの補助のし方、抱え込み跳びのポイントなどを、実際にやりながら研修をしました。
「普段はなかなか人の授業を見ることもできず、どうやって教えたらいいのか悩んでいたけれど、こうやってみんなで意見交換し、実際に体験して研修できて良かったです」
「今日の研修で学んだことを、夏休み後の授業で生かしていきたいです」
「補助の仕方が分かって、自信をもって授業でやれそうです」
など、前向きな声が聞かれ、よい研修になりました。先生たちの「学ぶ姿勢」は、きっと子どもたちに伝わると思います。