修学旅行の出発式では、「56人で出発し、56人全員で無事に帰ってくる。そのことを大切にしながら、元気に行ってきましょう」と呼びかけ、生徒たちは期待に胸を膨らませながら東北・関東へと出発しました。
これから始まる4日間は、学校生活とは少し異なる特別な時間です。しかし、56人全員で時間を共有しながら生活することに変わりはありません。一人一人の行動や言葉が、仲間の楽しさや安心につながります。時には我慢が必要な場面や思い通りにならないこともあるかもしれませんが、この56人だからこそできる出会いや学び、活動を大切にしながら、有意義な時間を過ごしてほしいと伝えました。
本校の修学旅行では、愛西市中学生体験学習事業の一環として東北で震災学習を行います。地震の多い国で暮らす私たちにとって、東日本大震災を遠い地域の過去の出来事としてではなく、自分事として捉えながら学ぶことが大切です。
訪問先には、多くの方々の悲しみや苦しみの記憶が残る場所もあります。その場に立つ際には、被災された方々の思いに心を寄せ、節度ある行動を心がけるよう伝えました。写真撮影一つをとっても、「学びを記録するための写真なのか」「記念のための写真なのか」を考えながら行動することも大切です。
この4日間の学びや経験を通して、防災への意識を高めるとともに、「自分の命は自分で守る」という意識を育み、将来、地域や家族の安全にも貢献できる人へと成長してくれることを期待しています。また、この修学旅行が、単に楽しかったという思い出にとどまるのではなく、仲間との絆をさらに深め、多くの出会いと学びにつながる機会となることを願っています。