今日の5時間目に、学校保健委員会が行われました。例年は体育館に全校が集まり、PTAの方や学校医の加藤先生にもご参加いただいて行いますが、コロナ禍なのでPTAの方の参加は取りやめて工夫して行いました。
今回のテーマは、「コロナウイルス感染症を正しく理解しよう」というテーマでした。進行は職員室の放送機器を使って、保健委員会の委員長と副委員長が行い、他の内容は全て事前に撮った動画などを、各教室でプロジェクターの画面を通して視聴するという形で行いました。
『①新型コロナウイルスはどんなもの?』『②どうすればいい?』『③お医者さんに聞いてみたいことは?』等事前にとったアンケートについての発表がありました。①では「こわいウイルス」「かかったら死んでしまう」等、②では「てあらいやうがいをする」「2m距離をあける」等、③では「コロナに感染したら何日くらい自宅にいなければならないか」「コロナ対策で、お医者さんが特に気を付けていることはあるか」等の意見や質問が出されました。
次に、現役の女性医師がかいた新型コロナウイルス感染症についての絵本『せかいがかぜをひいたから』の読み聞かせが流れました。保健委員の読み聞かせに、どの教室も静まり返って、真剣に見入っていました。
その後は、学校医の加藤先生が、最初のアンケートの質問に答えながら、感染症についてのお話をしてくださる映像が流れました。事前にお邪魔して撮影をしたのですが、丁寧に答えていただきました。
続いて、動画教材「今、キミにできること~差別・偏見をなくすために~」を使った発表をしました。最後の「優しさや思いやりはウイルスとたたかう力になる」という言葉がとても印象的でした。
最後に校長先生から、「正しい知識をもつことが、不安や偏見、差別をなくすことにつながります」「どんな時でも、正しい知識をもって優しさと思いやりをもった行動ができるようにしましょう」とお話がありました。
子どもたちは、「これからも手洗いをしたり三密を避けて感染予防します」「友だちがコロナにかかっても、悪口を言いません」「自分も友だちも大切にしたい」など、様々な感想を書いていました。
初めて映像機器等を使った、委員会の発表でしたが、本当に素晴らしい会でした。みんなで集まれなくても、子どもたちを中心にこのような取組ができると分かり、1歩前進した気持ちになりました。




