草平小学校は、今年度より「わかくさ4組」が新設されました。昨年までは、特別支援学級は3クラスだったのですが(知的・情緒・弱視)、新しく「病弱クラス」ができました。
1年生のO君は、生まれつき心臓に疾患があり、今まで大きな手術を何度も受けてきました。小学校に上がるときも、学校生活が元気に送れるかとても心配していました。しかし、その心配をよそにとても元気に登校でき、学校生活にもすっかり慣れてきました。私もとてもうれしく思っています。
2年生のY君も、心臓の疾患で過去に手術を受けていました。
わかくさ4組の教室をのぞくと、可愛らしい後姿が2つ並んでいました。2人で体育の授業を行っていました。小さいころから運動制限があったので、基本的な体力と技能の向上をめざしています。片足で立っていろいろなポーズを取ったり、足のあげ方も前や後ろ、抱え込みなどいろいろなパターンで行っていました。時々からだがふらついてしまう時がありましたが、体幹がしっかりしてくるとふらつきも少なくなってくると思います。
この部屋には、教室内でいろいろな運動ができるように「鉄棒」「マット」「跳び箱」なども用意されています。同じ学年のみんなと一緒の運動をすることが難しい時は、こうして教室で体育の授業をして個別指導をしています。
一人一人が、一つずつできることを増やして、自信をもって生活できるようになって欲しいと思います。今年度はコロナ禍で水泳指導もできませんでしたが、来年は一緒にプールに入れたらいいなあと思っています。
