今日は金曜日。夕方、地域の方のお客様の訪問が続けてありました。
一件目は、西川端小学区にお住いの女性の方でした。今日の早い時間帯の下校は、1・2年生下校でした。その方は、町方の線路前の信号のある交差点で、赤信号で停車をして信号待ちをしていたそうです。その時に草平小の子どもたちが、しっかりと手を挙げて安全に気を付けて渡り、さらに車の方に向かって軽く頭を下げたそうです。その姿に感激して、お褒めの言葉を伝えるために学校に来てくださいました。その方は、他の地区で交通安全教室などのボランティアをしていて、「横断歩道を渡る時に挙げる手は、『安全に気を付けて渡ります』とアピールすることと、『(車の運転手に)待ってくれてありがとう』という感謝を伝える二つの意味があるのですよ」と教えているそうです。草平小学校の小さな子どもたちが、それを実践している姿がとてもうれしかったそうです。私もその報告を聞いて、とてもうれしい気持ちになりました。
二件目は、草平小学区の男性の方でした。事前にお問い合わせをいただいた方で、本校に保管されている作品名「柘榴(ざくろ)双鶏」という掛け軸の作者である渡辺秀麟(わたなべ しゅうりん)氏の親せきの方です。ざくろの木の下で、二羽の番いの鶏がえさを食べる様子が生き生きと描かれています。昔、本校に講堂が建っていたころ、飾られていたそうです。ご先祖様の作品を直接見ることができ、とても喜ばれていました。桐の箱に記されている文(2代目の桑原八重治校長が書かれたものです)の内容からすると、その作品が寄贈されたのは、大正10年1月ということです。そのような歴史のあるものが、今もきちんと残っていることに、草平小学校の誇りを感じました。また、第2会議室に飾られている冨田悦世氏作の「貯木場」の絵にも、「久しぶりに見ることができて良かった」とおっしゃっていました。こうして、草平小学校の歴史は昔から今に受け継がれているのですね。
この週末は、気温がぐっと下がり、冷え込むようです。来週は、5年生の野外活動、6年生の修学旅行があります。体調管理に十分注意して、元気にお過ごしください。

