5年生理科の「流れる水のはたらき」では、地域を流れる川について調べる学習があります。この地域には、木曽川・長良川などの大きな3つの川が流れています。子どもたちは、タブレット端末の地図ソフトを使ってこれらの川をさかのぼり、その源流をさぐりながら下流と上流の川の様子の違いを確かめました。
「河口からスタートしてね」と先生。タブレット端末上の地図ソフトを移動、回転、拡大縮小しながら木曽川を上流へ進んでいきます。川幅が
徐々に狭まり、画面上ではどんどん山の中に入っていきます。家や道路も減り、いつしか谷のようになった木曽川。画面上では水面があるかどうかも確認できません。やがて、操作の速い子が「ここかなあ?」とたどり着いたのは長野県松本地方にあるの「鉢盛山」でした。先生がホームページで確認したところ、木曽川の源流に間違いないことが確認できました。
実際の理科の観察では、全長200㎞以上もある川を、1時間の授業で何本も巡ることはできません。デジタル機器の良さを感じた学習でした。
