ひっつき虫、もしかしたらくっつき虫というかもしれませんが、虫ではありません。草むらなどに入っていくと、洋服にくっついていやな気持になったり、逆に友達同士でくっつけあって遊んだりする雑草の種です。
本来は人間の洋服ではなく、動物などの体にくっついて運んでもらうのですが、ひっつき虫と言う名前ではなくきちんとした名前があります。一言でひっつき虫と言ってしまいますが実際にはいろいろな種類があります。そのうち1つを西川端小学校のビオトープで見つけました。


この花はヌスビトハギといいます。小さなかわいい花ですね(西川端小学校の花48とします)。ただ、種は小さな豆のようなものがいくつもつながっているので、一回でいくつもくっつくのに、取ろうとしてもちぎれてしまい、まとめて取れません。
ひっつき虫は、簡単にくっついてなかなか取れないからこそ、自分がいま生えている場所から離れて遠くに移動することができるのです。風で飛ばされるタンポポや自分の力で種をはじき飛ばすホウセンカなどと同様に、植物の生き残るための工夫なんですが、人間はタンポポの綿毛(種)を吹いて飛ばしたり、ホウセンカの実を触って種がはじけるのを見たりして遊ぶくせに、ヌスビトハギの種は厄介に感じてイライラしてしまいます。人間ってわがままですね。